片側、あるいは両側にフランジが接合されているベンドは、ベンドの応力集中係数とたわみ係数に影響を与えます。ベンド端で作成される要素は、自動では剛体になりません。重量も自動では変わりません。片側あるいは両側フランジ接合のベンドは、ベンド補助入力の 種類 (Type) で、1 または 2 と入力します。ベンドの前、あるいは後ろで指定した剛体要素ではベンドの剛性と応力集中係数に影響を与えることはできません。
片側フランジ付きベンドを指定する場合、どちらのベンド端にフランジ継手があるのかは解析結果に影響を与えることはありません。
剛体であるフランジ継ぎ手の重量をベンドに含めたい場合、一対のフランジ継手の長さに等しい剛体要素を一対のフランジ継手があるベンドの端点に入力します。
ガイドラインとして、British Standard 806 では、ベンド端部の2倍の直径の範囲にある場合に、管断面の剛性を著しく高くするとしています。
次の図のフランジ継手は、ベンドの剛性と応力集中係数にのみ影響を与えるモデル化です。