ヒンジベローは、長さゼロの軸方向、並進方向、およびねじりが剛なベローとして定義します。曲げ剛性はヒンジベローの値になります。
ヒンジの方向は、拘束と接続節点を用いて定義します。拘束の作用線はヒンジ軸に垂直です。
メーカーは内圧推力に抵抗できるようにヒンジベローを設計します。ヒンジベローの設計荷重には内圧推力があることをメーカーは理解していなければなりません。
いくつかのメーカーは、ヒンジによる摩擦力など伸縮継手の曲げ抵抗を著しく増加させる要因があるとしています。ヒンジに作用する軸荷重は大きくなるため、このヒンジの摩擦の影響は増加します。曲げ剛性の増加は、ヒンジに作用する荷重に比例して剛性を高めることで近似することができます。詳細は、メーカーにお問い合わせください。
標準的なヒンジベローの例を次に示します:
下図の例では、ヒンジベローは長さゼロで、節点45 から 46 で定義しています。X が ヒンジ軸 (hinge axis) です。すなわち、節点45 と 46 の間の相対的な回転は X軸周りになります。節点45 と 46 は Y軸周りに固定されています。
次の例は、上図のヒンジベローの入力データを示しています。