ばね支持のノズルをモデル化する際には、次の要求事項に従ってください:
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ノズル節点には、1つの配管要素のみで構成されているようにしてください。
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ノズル節点に拘束は置かないでください。
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ノズル節点を固定としないでください。
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ノズル節点に強制変位を指定しないでください。ばね支持のノズル節点における強制変位の例を以下に示します。
CAESAR II は、次の機能を自動的に行います:
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ノズルのばね定数をユーザーの指定したノズル/容器データから計算します。
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ノズルのばね定数をもつための拘束を挿入します。
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容器の並進方向、円周方向、長手方向に対するばねを計算しデータとします。
ユーザーは、エラーチェックを行って算出された値を確認し、致命的なエラーがない状態にしてください。
CAESAR II は、ノズルのばねの計算に際して次の基準を設けています:
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せん断とねじりは剛と見なします。
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WRC 297 のばね算出曲線の範囲外にある形状のノズルについては、剛と見なします。ばね算出曲線の制限で、方向によっては剛であり、他の方向についてはばねであることがあります。
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WRC 297 の補助データにある 容器温度 (Vessel Temperature) と 材料 (Material) は、局部のばね定数算出のために縦弾性係数を小さくするオプションとして使われます。
例
図解
WRC 297 入力
WRC 297 出力
WRC 297 Nozzle Calculations