上を通過する配管が、下の配管の重量を支持します。上の配管の節点を ハンガー補助データ (Hanger Auxiliary Data) タブの 接続節点 (CNode) として入力します。
ハンガー設計で接続節点を使う場合には、CAESAR II の設計によって正確なホット時の荷重になるように特に気をつけてください。ホット時の荷重の算出には、CAESAR II は配管節点と拘束節点 (次の例では、配管節点) との間に剛体要素を置き、自重ケースを実行します。自重ケースで配管節点と拘束節点ともに変形するようであれば、ハンガー吊り荷重はハンガーそのものにではなく配管系の他の部分に配分されます。このようなケースでは、個別のケースとしてハンガーの吊り荷重を推定しなければなりません。接続節点を持つスプリングハンガースプレッドシートから運転荷重を手入力してください。
接続節点を持つスプリングハンガーで、吊り荷重がゼロのコンスタント スプリングハンガーが設計された場合、ハンガー節点と接続節点を入れ替えてください。このような状態では、自重ケースで配管節点が接続節点よりも下向きに変形しています。CAESAR II にとっては、これは接続節点がハンガー節点を押し下げていると判断し、「配管を押し下げる (holding the pipe down) 」状況になっています。ハンガー節点とハンガー接続節点を入れ替えることで、この問題を解決できます。
グラフィックス上のエラーを避けるため、環境設定オプションの Connect Geometry Through CNodes (接続節点での接続形状) を無効にしておいてください。詳細は、CAESAR II ユーザーズガイド の「環境設定 (Configuration and Environment) 」を参照してください。
配管節点65 は、配管節点470 のスプリングハンガーによって支持されています。 |