CAESAR II での軸拘束に関するガイドラインは次のとおりです:
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軸方向拘束は片方向、あるいは双方向の拘束で管軸方向に沿って働きます。
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片方向拘束の符号 (+/-) は、自由に動ける向きとなります。
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軸拘束/片方向拘束の組合せは、ギャップを持つことができます。ギャップ量は支持方向の線上の許容される動き量です。
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ギャップの大きさは長さであり、常に正の値をとります。支持の作用方向のギャップの方向は、拘束の符号 (+/-) によって決定されます。ギャップの方向は自由に動く方向とは反対方向になります。
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接続節点 (CNodes) を使って、軸方向拘束をモデル化できます。
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軸方向拘束は、拘束の種類 LIM で定義できます。
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軸方向拘束は、配管軸に沿って両方向、あるいは片方向に支持します。軸方向拘束は、ギャップと摩擦を持つことができます。軸方向拘束の作用する正方向は、要素の From と To 節点で定義されます。
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CAESAR II は軸方向拘束の方向余弦を計算します。また、ユーザーの入力した軸方向拘束の方向余弦は無視されます。
ギャップ付き軸方向拘束
反対方向に作用する 2つの軸方向拘束
節点45 の拘束は、正の X方向に拘束をしていません。負の X方向には、1.0 インチのギャップがあります。
節点195 では、負の X方向に拘束をしていません。正の X方向には、1.0 インチのギャップがあります。