静的出力プロセッサ (Static Output Processor) ダイアログは静的解析が終了すると表示されます。または、解析実行後に CAESAR II メインウィンドウの 出力 (Output) > レポート (Reports) > 静的出力 (Static) をクリックしても表示されます。
1回目の静的解析実行では、一般的に管モデルが期待通りの結果になっているかを検証します。運転時や据付時の変形や支持反力を確認すれば、すぐにシステムの形状やデータに大きな問題があるかどうかを確認できます。モデルの検証が済めば、解析結果の応力、サポート機器ノズル荷重、その他の必要な情報を出力から整理します。この情報は健全な配管設計や問題点の解決に役立てることができます。期待通りの結果でなければ、入力データを再度チェックします。
-
(OPE) 荷重ケースを選択して、3Dプロット (3D Plot) をクリックします。
配管系モデルが表示されます。
サポート、変位、節点番号などの表示オプションを制御する プロットツール (Plot Tools) ツールバー のコマンドを使用することができます。
-
変形形状 (Deflected Shape) または 結果表示 (Show) > 変位 (Displacement) > 変形形状 (Deflected Shape) をクリックします。配管系の中心線に沿ってスケーリングした運転時の変形が表示されます。
-
荷重ケース (Load Case) ツールバーの荷重ケースを持続荷重ケース (SUS) に変更します。
-
超過応力 (Overstress) または 結果表示 (Show) > 応力 (Stress) > 超過応力 (Overstress) をクリックします。
ダイアログが表示され、配管系システムに応力超過がないことが確認できます。
-
値による応力色 (Stress Colors by Value) または 結果表示 (Show) > 応力 (Stress) > 応力 (Stress) > 規格 (Code) をクリックしてシステム全体の規格応力を表示します。
応力記号が表示され、システムの最大応力での節点がハイライトされます。
-
最大応力 (Max Stress) または 結果表示 (Show) > 応力 (Stress) > 最大 (Maximum) をクリックして、プロット上に応力値を表示させます。
最大応力値および節点番号が表示されます。
-
ENTER キーを押して、高い順に 1つずつ応力を表示させます。
-
要素ビューア グリッドの表示 (Show Element Viewer Grid) をクリックします。
要素ビューア (Element Viewer) では、応力、変位、拘束が荷重ケースごとに表形式で表示されます。
-
ウィンドウ (Window) > 1 <ファイル名> をクリックして 静的出力プロセッサ (Static Output Processor) に戻ります。