ベンドの鉛直ダミーレグ (Vertical Dummy Leg on Bends) - CAESAR II - Reference Data

CAESAR II アプリケーション ガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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Reference Data
CAESAR II Version
13

ダミーレグは、いくつかの方法でモデル化できます。ダミーレグをモデル化する最も一般的な3つの手順を次に示します。

Near/Far 点に置く方法 (Near/Far Point Method)

  • 簡単な入力法です。

  • ダミーレグは、鉛直配管の中心線に沿って作用します。

  • ダミーレグは、ベンド曲率上の位置では作用しません。

曲率に置く方法 (On Curvature Method)

  • 簡単な入力法です。

  • ダミーレグは、ベンド曲率上の位置で作用します。

  • ダミーレグは、鉛直配管の中心線上では作用しません。

オフセット要素を用いる方法 (Offset Element Method)

  • 難しい入力法です。

  • ダミーレグは、ベンド曲率上の位置で作用します。

  • ダミーレグは、鉛直配管の中心線に沿って作用します。

ベンド直後の要素は、ベンドの下流側に定義されなければなりません。ダミーレグはベンドに続く要素に定義することはできません。

ダミーレグとベンドに接続する要素は、ベンドの接線交点に配置されるようにしなければなりません。ダミーレグの長さは、ダミーレグで入力された DXDYDZ の値から直接計算されます。ベンド接線交点とダミーレグの接続する実際のベンド曲率上のダミーレグ接続点の差として、長さを自動計算する機能はありません。基本配管入力(Classic Piping Input) ダイアログの DXDYDZ ボックスに、ダミーレグの実際の長さを入力してください。

ダミーレグの入力と出力は、ベンドの接線交点に向かうように表示されます。

ダミーレグとベンドのモデルは、エラーチェックのときに警告メッセージが表示されます。ベンドの警告メッセージが正しいか確認してください。

ベンドは、左上から節点80 から 85 で定義され、水平に節点85 から 90 に出ています。ダミーレグは、ベンドの45º 近くに置かれます。ダミーレグの中心線は鉛直配管の中心線上にあります。

Near/Far節点法で alpha を必要としない以外は、3つの方法すべて同じベンド入力となります。

ダミーレグの長さは、基礎からベンド接線交点とベンド半径の和となります。

  • 次のページに示す関係から α を計算します。

  • ベンド仕様として、中間点に α を入力します。

  • オフセット距離を y = R(1-sinα) で計算します。

  • ダミーレグ長さにこの距離を加えます。

  • α とオフセット距離 x と y を次のページに示す図から計算します。

  • x と y をダミーレグ長さに加えます。

  • ダミーレグから、これらを差し引いてオフセット量とします。