静的スナッバーは、静的地震荷重や風荷重のような、本来は動的な荷重に対して抵抗を示す並進方向の拘束です。スナッバーは、荷重ケースエディタ (Load Case Editor) の 荷重ケースオプション (Load Case Options) タブにある スナッバー有効化 (Snubbers Active)? チェックボックスにチェックを入れて、短期荷重を含む適切な荷重ケースを有効にします。下図では、スナッバーが、荷重ケースL2で分布荷重に対して拘束していることを示しています。
静的スナッバー、あるいは静的解析スナッバーは、略記号 SNB であり、並進方向拘束として拘束の 種類 (Type) ボックス (基本配管入力 (Classic Piping Input) ダイアログにある) に表示されます。スナッバーが入力されると、ギャップ (Gap) と 摩擦係数 (Mu) は使用できなくなります。
静的スナッバーは、両方向に使用できます。前に、プラス (+) またはマイナス (-) 符号をつけることができます。静的スナッバーのモデル化の手順は以下の通りです。
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スナッバーをモデル化していない運転条件ケースを実行します。
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想定しているスナッバー位置での6成分の変位を記録します。
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基本配管入力 (Classic Piping Input) ダイアログで、接続節点 (CNode) を持つスナッバーを入力します。
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すべての接続節点での手順 1 の変位を入力します。
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荷重ケースを修正して、 T1 と関連する D1 を含めます。
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荷重ケースエディタ (Load Case Editor) で、短期荷重を含むすべての荷重ケースのスナッバーのチェックボックスにチェックを入れます。