このシステムでの調和振動解析 (Harmonic Analysis of this System) - CAESAR II - Reference Data

CAESAR II アプリケーション ガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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Reference Data
CAESAR II Version
13

この例題では、120 Hz の電気モーターが配管構造物に置かれていて作用しています:

FX @ 8 = (-95 cos w t ) lb.

FX @ 13 = (95 cos w t ) lb.

この小さな配管構造物が動的荷重を受けるときの最大応力を調和振動解析で決定します。

120 Hz の振動は、構造物の共振周波数 115 Hz から 137 Hz の間にあります。 加振力の符号が異なるため、構造物のねじりを増幅し、ねじり振動が卓越します。 このモデルは既に作成されているとして、動的入力を一部修正します。 単に、1つの加振力として、調和振動数が入力されます。

次に、調和振動荷重を入力します。 最初に調和振動力を入力し、次に調和振動変位を入力します。 この例題では、調和振動荷重は節点 8 と 13 に作用させます。 荷重の方向は X方向で、符号は負、大きさは 95ポンドとします。 節点8 での荷重は、時間の関数として下図のようになります。

120HZ の加振力の例

調和振動荷重データ入力は次の図のようになります。 必要であれば、調和振動変位も同様にあります。 ここでは調和振動力の例だけを示します。

同じ荷重の影響を、それぞれの節点に +95.0 ポンド作用させ、節点13 の位相角を 180.0 度としても同じ結果を得ることができます。

この例題の解析は、30秒以下で終了します。 結果の変位をアニメーションで見ることもできますし、下図のように Display Graphical Results (グラフィカルに結果を表示) オプションで DynPlot ウィンドウに表示することも可能です。 さらに、調和振動解析の解析結果、拘束点荷重、断面力、応力なども、最大変位に対して、調和振動荷重から計算します。