結果 (Results) - CAESAR II - Reference Data

CAESAR II アプリケーション ガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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Reference Data
CAESAR II Version
13

これらの比較表は、構造物鋼材の有無によって生じる違いを示しています。 構造物鋼材有りの解析結果が、構造物鋼材無しの解析結果よりも何倍も大きい結果になっていることがあります。 これは、配管系に構造物鋼材のフレキシビリティーを付加していることによります。 フレキシビリティーが増せば、より低い固有振動数になりますし、地震力に応答する振動モードも多くなります。 2つのモデルの固有振動数の比較を次に示します:


構造物鋼材を含む


構造物鋼材を含まない

上の表から、構造物鋼材を含む場合には、構造物鋼材を含まないモデルに比べて5つの振動モードが追加されています。

節点55 の Z方向の拘束モーメントは、構造物鋼材を含む場合は構造物鋼材を含まない場合に比べて、非常に大きくなっています。 配管系が構造物鋼材に支持されていても、構造物鋼材は Z方向のモーメントを支持することができません。 構造物鋼材は Z方向にやや曲がり、配管にモーメントが伝わります。 配管系のみのモデルでは、節点55 は、剛支持で Z軸周りを含めどの軸にも回転しませんので、モーメントは伝達されません。