チュートリアル B に使用するためにチュートリアル A のファイルをコピー
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Windows の スタート メニューから CAESAR II を起動します。
CAESAR II メインウィンドウが表示されます。
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メインウィンドウのリボンで、ホーム (Home) > 開く (Open) をクリックします。
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開く (Open) ダイアログで、チュートリアル A のファイル C:\ProgramData\Intergraph CAS\CAESAR II\<version number>\Examples\Tutor-A.c2 のフォルダーを参照します。
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Tutor-A をコピーして、名前を Tutor-B に変更します。
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Tutor-B.C2 を選択して 開く (Open) をクリックします。
配管解析の吐出荷重を使用してポンプの解析を実行する
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メインウィンドウのリボンで 解析 (Analysis) > 部品/機器 (Components/Equipment) > 機器ノズル評価 (Equipment Analysis) をクリックします。
機器ノズル評価 (Equipment Analysis) ダイアログが表示されます。
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左側の 機器 (Equipment) ペインの API-610 を選択して 追加 (Add) をクリックします。
機器 (Equipment) ペインに ポンプ1 (Pump1)、デフォルトの Suction ノズル、 Discharge ノズル、荷重ケースセット (Load Case Sets) が表示されます。
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機器 (Equipment) ペインの ポンプ1 (Pump1) を選択して、入力 (Input) タブの次の特性を指定します:
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機器名 (Equipment Name): Bottoms Pump
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説明 (Description) - Tutorial B. Check discharge nozzle.
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許容荷重割増係数 (Allowable Load Multiplier): 1.00
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中心軸の方向余弦 (Centerline Direction Cosine) X: 1.00
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機器 (Equipment) ペインの Suction を選択して、入力 (Input) タブの次の特性を指定します:
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方向 (Orientation): End
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公称径 (Nominal Diameter): 10 in. (250 mm)
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ポンプ中心からの距離 (Location from Pump Center), DX (in.): 15.00
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CAESAR II 節点番号 (Node Number): 105
このチュートリアルでは、節点番号は任意で、モデルには存在しません。生産システムの解析では、節点番号は静的解析からの吸込みノズル荷重を含む節点を入力します。
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CAESAR II 出力ファイル (Output File) - C:\ProgramData\Intergraph CAS\CAESAR II\11.00\Examples\Tutor-B
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機器 (Equipment) ペインの Discharge を選択して、入力 (Input) タブの次の特性を指定します:
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方向 (Orientation): Top
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公称径 (Nominal Diameter): 8 in. (200 mm)
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ポンプ中心からの距離 (Location from Pump Center), DY (in.): 20.00
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ポンプ中心からの距離 (Location from Pump Center), DZ (in.): 12.00
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CAESAR II 節点番号 (Node Number): 5
この節点番号はモデルの最初の節点と対応しており、モデルの吐出ノズルの境界条件を定義します。
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CAESAR II 出力ファイル (Output File): C:\ProgramData\Intergraph CAS\CAESAR II\11.00\Examples\Tutor-B
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機器 (Equipment) ペインの 荷重ケースセット (Load Case Sets) を選択します。
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ノズル荷重 (Nozzle Loads): Bottoms Pump - Discharge グリッド ( 荷重ケースセット (Load Case Sets) タブの上) で、ケースを追加 (Add Case) をクリックして 荷重ケースを読み込み (Import Load Cases) を選択します。
荷重ケース選択 (Select Load Cases) ダイアログに CAESAR II 出力ファイルの荷重ケースが表示されます。
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OPE および SUS 荷重ケースを選択して 適用 (Accept) をクリックします。
荷重ケースが ノズル荷重 (Nozzle Loads): Bottoms Pump - Discharge グリッドに表示されます。
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ノズル荷重 (Nozzle Loads): Bottoms Pump - Suction グリッド (荷重ケースセット (Load Case Sets) タブの上) で ケースを追加 (Add Case) > カスタムを追加 (Add Custom) をクリックします。
番号 1u の荷重ケースが表示されます。
このモデルの吸込みノズルには荷重がないため、荷重とモーメントの値は 0 のままになります。
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荷重セットを 2つ作成します:
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吸込みノズル荷重ケースと吐出ノズルの OPE 荷重ケースを選択します。荷重ケースセット (Load Case Sets) タブの下方にある 荷重ケースセット (Load Case Sets) グリッドで 選択した荷重ケースからセットを作成 (Create a Set from Selected Load Cases) .
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吸込みノズル荷重ケースと吐出ノズルの SUS 荷重ケースを選択します。選択した荷重ケースからセット作成 (Create a Set from Selected Load Cases) をクリックします。
2つの荷重ケースセットが表示されます。
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保存 (Save) をクリックして、ファイル名を Tutor-B Pump とします。
ソフトウェアは .C2eDB ファイルを作成します。
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解析 (Analyze) をクリックします。
解析実行中、ソフトウェアは イベントログ (Event Log) にメッセージを表示します。解析が完了すると、出力 (Output) タブにレポートが表示されます。
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出力 (Output) タブで 次のページ (Next Page) をクリックし、新しいページに進みます。
レポートには OPE および SUS 荷重ケースに対する吐出ノズルの計算結果が表示されます。
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保存 (Save) をクリックします。
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印刷 (Print) をクリックしてレポートを印刷するか、書き出し (Export) をクリックして Excel、Word、PDF のいずれかの形式でレポートを保存します。
レポートの 3ページに運転荷重ケースに対して API Table 5 の制限値を超えている結果となっていることが示されています。
ノズル荷重成分が Table 5 の値より大きくても Table 5 の値の 2倍より小さい場合、他のチェックが許容値以内であれば、ポンプは合格する可能性があります (購入者の仕様で許可されている場合)。ただし、吸込みノズルの荷重が不明なため、この評価は使用できません。
ポンプ吐出ノズルの配管荷重は API 610 許容応力を超えています。