構造物鋼材グラフィックス (Structural Steel Graphics) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
13

CAESAR II Structural Input ダイアログでのグラフィックス表示は、主にモデルの幾何形状の完全性と正確さを確認するために用いられます。画面左手の Card Stack ペインで要素を入力および更新します。グラフィックス表示は即座にデータの変更を反映します。

構造物鋼材モデラーの 3D グラフィックスエンジンは 基本配管入力(Classic Piping Input) のグラフィックスと同じ機能を有しています。拡大縮小、回転、移動などの配管系入力と同じツールバーがあり、そのほかにもモデルの操作を行うコマンドがあります。正投影からパース表示に切り替える機能や 3Dソリッドから単線表示モードに切り替える機能もあります。

モデルで支持 (supports)、拘束 (restraints)、固定 (anchors)、コンパス (compass)、節点番号 (node number)、要素長さの表示/非表示ができます。また、拘束のサイズを構造物要素に対して相対的な大きさを変えることができます。

Card Stack ペインでの情報が十分であれば、形状が表示されます。たとえば、Structural Steel Wizard (構造物鋼材ウィザード)Method 2 - Node/Element Specifications を指定して、コマンドリストで Nodes のみを指定した場合、表示するモデルがないためグラフィックス ビューには何も表示されません。空間上で 2点間に 1つの要素 (Elem) を定義すると、グラフィックスビューに対応するグラフィックス要素が表示されます。CAESAR II 基本配管入力 (Classic Piping Input) での要素定義とほぼ同様の Method 1 - Element Definitions (EDIM) を使用すると、EDim コマンドでパラメータを指定した後、対応するグラフィックス要素が表示されます。

グラフィックス ビューを全画面表示にするために Card Stack ペインのサイズ変更や非表示ができます。さらに Card Stack ペインをメインウィンドウにドッキングすることもできます。ペインをドッキングした後、ビューを完全に削除したり、閉じたりできます。Card Stack ペインの表示/非表示は、 をクリックします。

CAESAR II Structural Input ダイアログには Change Display Option があり、鋼材や拘束要素のデフォルトの色を変更できます。詳細は、Configuring 3D Graphics (3D グラフィックス環境設定) を参照してください。

構造物鋼材モデラー (Structural Steel Modeler) では、分布荷重や風荷重などの荷重は表示できません。

さらに、構造物鋼材モデラー (Structural Steel Modeler) は、Y-axis up (または Y-up) を Z-axis up (または Z-up) に自動で座標系を切り替え可能という特長もあります。ソフトウェアは、すべての入力データを新しい座標系に応じて修正します。Vertical O346803 をクリックして VERTICAL コマンドをコマンドリストに追加し、axis パラメータ オプションから Y または Z- を選択します。