SIF と分岐のデータを指示します。基本配管入力 (Classic Piping Input) ダイアログの B31J SIF/分岐 (SIFs & Tees) チェックボックスをダブルクリックして、このオプションを選択するか、クリアします。
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デフォルトで、ソフトウェアは ASME B31J 計算を行います。FRP配管規格のように、B31Jが適用されない場合には、基本配管入力 Classic Piping Input) ダイアログで表示が変更されます。
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環境設定ファイルの編集 (Configuration Editor) の SIFs and Stresses Advanced Settings (SIF と応力の高度な設定) で、B31J を適用する方法を設定することができます。
SIF/分岐 (SIFs/Tees) 補助パネルタブで、応力集中係数 (SIF)、要素の 2つの節点に対する継手の種類を入力します。リストから継手の種類を選択すると、ソフトウェアでは規格に応じて SIF を自動計算します。ある種の規格における継手は、さらに追加データが必要になります。選択された継手に応じて入力ボックスが表示されます。
基本的な継手の種類には次の 2つがあります:
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3つの要素交点を持つ要素
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2つの要素節点を持つ要素
3つの要素交点を持つ要素では、3つの配管要素が交点に集まり、その内の 2つは同一線上にあります。部分的な交点の仮定、すなわち 1つまたは 2つの配管が合流するという方法も可能ですが、この方法はお勧めできません。2つの要素が合流する継手は、1つないしは 2つの要素で等しく形作られます。
交点、あるいは継手と特性は合流部に向かう 1つの要素のみで入力してください。CAESAR II は交点を形成するすべての要素に交点の特性を複製します。
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B31J は方向性を持つ応力集中係数とたわみ係数を規定しています。ソフトウェアは、配管規格が 1つの SIF を使った応力式を定義している場合、面内と面外の SIF の大きい値を使います。ソフトウェアはそれぞれの方向のたわみ係数を使います。
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B31J の幾何学的な制限については B31J を参照してください。
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エラーチェック中に CAESAR II が表示する警告メッセージをすべて確認してください。これらのメッセージは、継手を構成するときの仮定と、交点の SIF とたわみ性計算の詳細を記述しています。
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ソフトウェアで計算される応力集中係数を確認・変更するには 継手応力集中係数メモ (Intersection SIF Scratchpad) を参照してください。