固定フォーマット (Fixed Format) - CAESAR II - ヘルプ

固定フォーマットの変位ファイルは、拡張子が .disp で次のような書式になります:

1. 最初の行には変換係数の値だけがあります。この値は並進方向の変位量 (DX、DY、DZ) を内部のインチ単位系に変換するときに用います。

2. 2行目には、変位データの鉛直方向が CAESAR II 座標系 (Coordinate System) の Y軸か Z軸かを指定します。

3. あとの行はすべて変位データの行になります:

   1. 各行には58の値を定義します: 節点の X、Y、Z および 節点に対する 54 の変位量 (6つの自由度に 9つのベクトルを乗じて 54)

   2. 最初の値は、節点番号です。

   3. 続く 3つの値は節点の座標で、これは無視されます。

   4. あとの 54 の値は節点の変位量で、順番は次のとおりです: DX1, DY1, DZ1, RX1, RY1, RZ1... DX9, DY9, DZ9, RX9, RY9, RZ9.

   5. 行の始めの文字スペースはコメントの "*" のためのスペースで、58 の値ごとに 12文字、合計で 697 (1+58x12) 文字が変位データ行の 1行の文字数です。

   6. 54の変位量のそれぞれの位置は、CAESAR IIモデル内での場所を決定するために用いられます。たとえば、5、8、55、58番目にある値は、モデルの節点の DX1、RX1、DZ9、RZ9 と一致します。

   7. 値は必ず 12文字で入力してください。値が12文字より少ない場合、ユーザーは12文字の長さになるように、値の前後いずれかに半角で空白を入れてください。変位の値がない場合、12文字分の空白を入れてください。

空白を入力するときは スペースバー を使うようにし、Tab キーは使用しないでください。