読み込みと書き出し要約 (Import and Export Summary) レポートは、読み込みと書き出し操作のときに出力されます。レポートには CAESAR II の インポート (Import) モデルに読み込まれた変位ファイルにある節点の情報が出力されます:
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読み込み前のモデルに存在する変位節点の数
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読み込み後のモデルに存在する変位節点の数
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読み込まれた変位節点の数
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モデルにない変位節点の数
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モデルに空いている場所を見つけられない変位節点の数
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変位を持たない変位節点の数
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モデルに変位を保存した変位節点の数
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モデルの値を入れ替えた変位節点の数
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モデルに新たに追加した変位節点の数
警告メッセージと同様に、要約レポートは変位ファイルにある問題を認識することに役立ちます。ただし、ユーザーは以下の点を覚えておいてください:
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変位ファイルの各変位データ行には節点番号があるため、処理が行われた節点の総数と変位ファイル内の変位データ行の総数は等しくなります。
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変位データの各行にはユニークな節点番号が定義されている必要があります。しかし、同じ節点番号が複数のデータ行にある場合、複数回カウントされます。この場合、最終行の変位の値がモデルに用いられ、それより前の行にある値を上書きします。
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変位データ行に節点番号がない場合、CAESAR II は対応するデータ行番号を示し、読み込み処理を停止します。
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変位ファイルの節点がモデルにない、またはモデルのスロットが見つからない、または変位量を持っていない場合、変位ファイルまたはモデルを注意深く確認して、その理由を把握してください。
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変位節点がモデルにも変位ファイルにも存在する場合、ファイルの変位の値でモデルの節点を上書きし、この節点を置き換えられた節点としてカウントします。
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読み込み後にモデルに存在する変位節点の数は、読み込み前にモデルに存在した変位節点の数に新規の変位節点の数を加えた数と等しくなるはずです。
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モデルに変位が保存された変位節点の数は、置き換えられた節点の数に新規の変位節点を加えた数と等しくなるはずです。