増分 (Increment) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
13

開始節点 (Start Node) から 終了節点 (Stop Node) までのステップに用いる節点番号の増分を指定します。 開始節点から終了節点の間の各節点に 変位 (Displacement) の値が適用されます。 この値はオプションです。

例 1

大型エチレン圧縮機が、出口部フランジでY方向に 8ミル (mil)、Z方向に 3ミルの振動変位があります。 振動変位は同時に生じ、位相差がないものとします。 この原因は圧縮機のプランジャーが X方向、すなわち軸方向に動くことによるものと考えられています。 振動変位は軸からずれていますが、これは配管系の形状によるものです。

圧縮機フランジでの調和振動変位

0.008

Y

0.0

330

0.003

Z

0.0

330

例 2

調和振動荷重例 (harmonic force example) で表されるポンプに作用する推定偏芯荷重では現場計測での変位を表現できません。 配管系の接続点での 垂直方向 (Y) と横方向 (Z) の動的振動変位を用いて解析をすることとします。 水平吸い込みと鉛直吐出の中心線でのポンプ交点は節点15で、Z方向の振動変位の大きさは 12ミル (mil) とします。 Y方向の振動変位の大きさは 3ミルとします。 振動はポンプ軸の回転によるものと仮定して、Z方向と Y方向荷重は 90度の位相ずれがあるものとします。

インラインポンプ DOH-V33203001 でのポンプ振動をモデル化する調和振動変位:

荷重のZ方向の大きさ - ゼロ度の位相シフト
0.012 Z 0 15

荷重のY方向の大きさ - 90 度の位相シフト
0.003 Y 90 15