複数の運転時熱荷重ケースが存在する場合にスプリングハンガー設計の計算に使用する設計オプションを指定します。各荷重ケースは 運転条件 (Operating Conditions) で定義された温度と圧力の組み合わせです。
1つ以上の運転条件に基づいて設計を行うことができます。たとえば、2つのポンプの据付けでは、一度に1つのポンプのみが運転されますので、このような複数の荷重ケースがハンガー設計のよい適用例になります。
1 - 運転ケース (Operating Case) #1
から
9 - 運転ケース (Operating Case) #9
選択した運転荷重ケースに対するハンガー設計を行います。
10 - 最大荷重 (Maximum Load)
ハンガー設計運転荷重ケース数 (No. of Hanger Design Operating Load Cases) に含まれる運転荷重ケースの最大荷重に対するハンガー設計を行います。
11 - 最大トラベル (Maximum Travel)
ハンガー設計運転荷重ケース数 (No. of Hanger Design Operating Load Cases) に含まれる運転荷重ケースの最大荷重トラベルに対するハンガー設計を行います。
12 - 平均荷重とトラベル (Avg Load & Travel)
ハンガー設計運転荷重ケース数 (No. of Hanger Design Operating Load Cases) に含まれる運転荷重ケースの平均荷重とトラベルに対するハンガー設計を行います。
13 - 最大荷重とトラベル (Max Load & Travel)
ハンガー設計運転荷重ケース数 (No. of Hanger Design Operating Load Cases) に含まれる運転荷重ケースの最大荷重とトラベルに対するハンガー設計を行います。
最大荷重と最大トラベルは異なる運転ケースのものである可能性があり、結果として安全側のハンガー設計になる可能性があります。
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ハンガーの運転状態が複数ある場合、オプション 10 から 13 を使用できます。これらのオプションを使用するには、ハンガー設計制御データ (Hanger Design Control Data) ダイアログの ハンガー設計運転荷重ケース数 (No. of Hanger Design Operating Load Cases) に複数の運転時設計荷重ケースを定義する必要があります。
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ハンガー設計運転荷重ケース数 (No. of Hanger Design Operating Load Cases) にはモデルに対して全体の値を設定します。ユーザーは ハンガー (Hangers) 補助パネルで特定のハンガーの全体値を上書きできます。
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CAESAR II がどのようにハンガーを選定するかの詳細は、ハンガー設計アルゴリズム (Hanger Sizing Algorithm) を参照してください。