CODETI で使用するフランジ継手の修正 (Modifications resulting from flanged ends using CODETI)
ベンドが幅の広いマイターを含むすべてのベンドに対して、フランジ継手による端部の影響による修正を行うことができます。
CODETI で使用する継手の応力集中係数 (SIF) の計算 (Calculate stress intensification factors (SIFs) for intersections using CODETI)
CODETI では、継手の面内と面外の応力集中係数 (SIF) は、別々に計算され異なる値になります。
CODETI で使用する熱応力の計算 (Calculate expansion stress using CODETI)
CODETI は熱応力計算の式を用意しています。この式は配管の軸荷重による長手方向応力を含んではいません。CAESAR II は F/A の長手方向応力成分を熱応力に加算しません。この設定は環境設定ファイルの Add F/A In Stress オプションで変更できます。ソフトウェアは、他のすべての応力分類に F/A の長手方向応力をデフォルトとして加えます。
CODETI許容応力制限の計算 (Calculate the CODETI allowable stress limits)
許容応力は次の式を用いて計算されます。
熱膨張応力に対する許容応力 = F [1.25 (Sc + Sh)] - Sl
持続応力に対する許容応力 = Sh
短期荷重応力に対する許容応力 = OCC * Sh
ここで:
F = 繰り返し数に対する応力範囲低減係数
Sc = 冷間時許容応力
Sh = 熱間時許容応力
Sl = 持続応力
OCC = 環境設定による短期荷重係数 - デフォルトは 1.15
CODETI で使用する圧力による剛性硬化 (Pressure stiffening using CODETI)
ベンドの圧力による剛性の硬化は、デフォルトとして自動的に考慮されます。ユーザーは、圧力による剛性の硬化の影響を無効にする場合は、環境設定ファイルで Use Pressure Stiffening オプションを設定してください。
CODETI で使用する SIF とたわみ係数 (SIFs and flexibility coefficients using CODETI)
ベンド角が 15° から 45°のベンドのたわみ係数と応力集中係数は同じです。ベンド角 15°未満のデフォルトは 1.0 としています。
CODETI で使用する工場製作の分岐のSIF (SIFs and fabricated tees using CODETI)
公差角度が 90°以外の製作分岐管の応力集中係数は、(sin a)3/2 で除します。
CODETI が推奨する短期荷重係数 (CODETI recommended occasional load factor values)
規格 Table C3.3 から、推奨される短期荷重係数は、1.15、1.2、1.3 です。
CODETI 規格は、設計温度がクリープ領域にあって、選択した管継手が局部的に弱い特徴を持つ場合には、1次応力と2次応力の和をたわみ係数 (FF) 以下とする規定が Section C1.4.3 にあります。この要求事項には、CAESAR II は対応しておらず、ユーザーの照査にゆだねられています。
CODETI レジューサのデフォルト値 (CODETI reducer default values)
応力集中係数 SIF のデフォルト値は 1.0 です。 たわみ係数のデフォルト値は 1.0 です。