CAESAR II 全体座標系 から局所座標への変換は、全体座標に対する一連の回転マトリックスを適用することで処理されます。マトリックス変換は些細な作業ではなく、正確な答えを得るには細心の注意が必要です。この操作を行う場合、https://smartsupport.intergraph.com/app/downloads の CAESAR II Downloads ページにアクセスして、CAESAR II "Global to Local" をクリックし、GlbtoLocal ユーティリティの glbtoLoca. zip をダウンロードします。詳細は、2001年7月の Mechanical Engineering News を参照してください。例として、節点50 でのノズルで GlbtoLocal ユーティリティの使い方を以下に示します。
要素 40-50 は、相対座標は次のようになります:
DX = 3 ft. (6.426 in)
DY = -3 ft. (6.426 in)
DZ = 0.0
節点50 での全体座標での拘束荷重は、運転荷重ケースでは次のようになります:
FX = 323 MX = -953
FY = 4 MY = -9
FZ = -271 MZ = -548
これらのデータを GlbtoLocal への入力として用い、ユーティリティは要素座標系の荷重を計算します。例を Figure 21 に示します。
上で示した 回転後の変位/荷重ベクトル (Rotated Displacements / Load Vector) と 局所要素の荷重/モーメント (Local Element Force / Moment) レポートを比較してみてください。荷重 (Restraint) レポートは拘束点に作用する荷重であるため、符号の逆転が必要です。一方、要素 (Element) レポートは要素に働く荷重を示しています。