HPGSL - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
13

HPGSLで使用する継手の応力集中係数 (SIF) の計算 (Calculate stress intensification factors (SIFs) for intersections using HPGSL)

HPGSL では、継手の面内と面外の応力集中係数 (SIF) は、別々に計算され異なる値になります。

HPGSL で使用する熱応力計算 (Calculate expansion stress using HPGSL)

HPGSL は熱応力計算の式を用意しています。この式は配管の軸荷重による長手方向応力を含んではいません。CAESAR II は F/A の長手方向応力成分を熱応力に加算しません。この設定は環境設定ファイルの Add F/A In Stress オプションで変更できます。プログラムは、他のすべての応力分類に F/A の長手方向応力をデフォルトとして加えます。

HPGSL 周継手溶接のデフォルト値 (HPGSL girth butt welds default value)

周方向溶接のデフォルトの SIF は 1.0 です。これは Markl のSIF 基本理論によります。

HPGSL で使用するソケット溶接の計算 (Calculate socket welds using HPGSL)

HPGSL では アンダーカット のあるソケット溶接と、アンダーカット のないソケット溶接とで違いはありません。規格では、アンダーカットのないソケット溶接は 1.3 とし、その他は 2.1 としています。すみ肉溶接の長さが指定されない限り、デフォルトの SIF は 1.3 とします。

HPGSL 許容応力の計算 (Calculate the HPGSL stress allowables)

許容応力は次の式を用いて計算されます。

熱膨張応力に対する許容応力

=

f [ (1.25/Eff)(Sc+Sh) - Sl ]

持続応力に対する許容応力

=

Sh/Eff

短期荷重応力に対する許容応力

=

(Occ)*Sh/Eff

ここで:

f = 繰り返し数に対する応力範囲低減係数

Eff = 溶接継手効率 (最小必要肉厚計算でのみ適用)

Sc = 雰囲気温度 (常温) での最低金属温度における基本許容応力で、0.66Syc か 0.33Suc のいずれか小さい方

Sh = 高温での最高金属温度における基本許容応力で、0.66Sy か 0.33Su のいずれか小さい方

SI = 持続応力

Occ = 短期荷重係数 (デフォルトは 1.33)

腐れ代が指定されると、腐れ代が、持続および短期荷重応力計算から除かれます。

HPGSL レジューサのデフォルト値 (HPGSL reducer default values)

応力集中係数 SIF のデフォルト値は 1.0 です。 たわみ係数のデフォルト値は 1.0 です。

HPGSL 圧力の影響 (HPGSL Pressure effects)

マイターに与える圧力の影響をこの配管規格では考慮することができます。

静的解析 (Seismic Analysis)

HPGSL は KHK で定義された荷重ケースを使用します。