AS/NZS 1170 風荷重規格 (Wind Code) オプション - CAESAR II - ヘルプ

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13

AS/NZS 1170.2 風荷重規格のオプションを指定します。

設計風荷重速度 (Design Wind Speed)

一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • ft/sec

  • m/sec

  • mm/sec

設計風速 Vr です。これは、規格の Section 3.2 での地域風速になります。

風に対する地域 (Wind Region)

風に対する地域です。風に対する地域は、オーストラリアとニュージーランドの地理的な位置から決定されます。これらの地域の地図は規格の Figure 3.1 に示されています。

地域分類 (Terrain Category)

規格の Section 4.2.1 に値の説明があります。これらの分類は次のように定義されます:

分類 (Category) 1 - ほとんど障害物のない開放地形、水面で、風の減速はありません。

分類 (Category) 2 - 一般に高さが 1.5mから 10mのわずかな分散した障害物のある水面、開放地形、草原。

分類 (Category) 3 - 郊外での家並みで 3mから 5mの高さの障害物が非常に多く密接した地形。

分類 (Category) 4 - 大きな都市センター、十分に開発された工業複合地帯のように、10mから 30mの非常に高く、密接した障害物のある地形。

地表面の粗さを構成する恒久的な障害物を考慮して地形分類を選択してください。熱帯サイクロンの通る植生域では、風に対する現象に対して地表面粗さは信頼性が保証できません。

リー効果乗数 (Lee Effect Multiplier) (Mlee)

リー効果乗数を指定します。デフォルト値は 1.0 です。Paragraph 4.4.3 で、リー効果乗数について説明しています。ニュージーランドでは、ニュージーランドの地図で参照することができます。他の地域では 1.0 とします。

丘形状係数 (Hill Shape Factor) (Mh)

適切な丘形状係数を指定します。規格の Table 4.4 から得ることができます。丘形状係数の算出方法の詳細を知るには、Paragraph 4.4.2 を参照してください。

向かい風傾斜 (Upwind Slope)

(H/2Lu)

Mh

< 0.05

1.00

0.05

1.8

0.10

1.16

0.20

1.32

0.30

1.48

>= 0.45

1.71

風方向乗数 (Wind Direction Multiplier) (Md)

風方向乗数を指定します。デフォルトは 1.0です。

風方向乗数は、規格の Paragraph 3.4 の Table 3.2 に詳細があります。風乗数は、主要な風向き (N、NE、E、SE、S、SW、W、NW) から決定されます。表では、いずれの方向も 1.0 と指定されています。すべての方向にこの値を使うことを推奨します。

ガスト風速を許容応力に変換 (Convert to Permissible Stress Gust Wind Speed)

AS/NZS 1170.2 Supp 1:2002 Section C3 では、規定される風速を 1.5乗で除する説明があります。ボックスをチェックすると、風速を許容応力ベースに変換します。これにより、容器の風荷重を低減します。

表面粗さ高さ (Surface Roughness Height) (hr)

一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • in

  • mm

  • cm

この値は、比率 hr/d を計算するために用いられます。次に、Table E3 による円筒形状の抗力係数 (drag force coefficient) Cd を計算するために用いられます。圧力容器では、この値は、塗装された金属面として 0.003mm からかなりさびた表面とし、15mm の範囲にあります。軽いさびは、2.5mm の値となり、亜鉛めっきされた鋼材では 0.15mm の値になります。

比率 hr/d は無次元 (mm/mm) になります。

サイト高さ (Site Elevation) (E)

平均海水面レベルから敷地の高さ E を入力します。

遮蔽建物の平均間隔 (Average Spacing of Shielding Buildings)

一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • ft

  • m

  • mm

遮蔽建物の平均間隔を指定します。規格の Paragraph 4.3.3 に説明があります。

遮蔽建物の平均幅 (Average Breadth of Shielding Buildings) (bs)

一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • ft

  • m

  • mm

配管を遮蔽する建物の平均幅を指定します。

遮蔽建物の平均高さ (Average Height of Shielding Buildings) (hs)

一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • ft

  • m

  • mm

配管を遮蔽する建物の平均高さを指定します。

風上に対して45度以内の建物の数 (Number of Upwind Bldgs at 45 degs)

向かい風方向に対して 45度以内の建物の数を指定します。風上の建物は配管を遮蔽します。