許容荷重割増係数 (Allowable Load Multiplier) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
13

API 610 Table 5 の許容荷重に対する割り増し係数を定義します。ほとんどの場合、1.0 から 2.0 までの値を指定します。空白のままにすると、ソフトウェアはデフォルト値の 1.0 を使用します。

一般に、個々のノズルを評価する場合は 1.0 の値が用いられます。鉛直ポンプの評価では 2.0 が使われる場合があります。また、吸込みノズルと吐出ノズルが API 610 Appendix F に準拠して同時に評価される場合に 2.0 の値が用いられます。

ソフトウェアは 1.0 未満の値をデフォルト値の 1.0 に置き換えます。

次に示す制限付きで 2.0 を超える許容荷重割増係数を設定することができます:

  • Vertical In-line Pump (鉛直インラインポンプ) の API 610 Annex F.2 で鉛直インラインポンプの主応力がそれぞれのノズルにおいて制限を満足していて Allowable Load Multiplier (許容荷重割増係数) として 2.0 を超える値を認める場合

  • Vertical In-line Pump (鉛直インラインポンプ) ではなく、水平ポンプの API 610 Annex F.1.2.で他の条件を満足していて Allowable Load Multiplier (許容荷重割増係数) として 2.0 を超える値を認める場合。2.0 を超える値を適用する前にポンプメーカーの承認を得ること。