API Recommended Practice 579 (API RP 579) を使った供用適性評価 (Fitness For Service - FFS) は圧力容器、配管、あるいは貯槽などに対する、安全な運転とプロセスプラント機器の信頼性を評価するために行われます。評価手順は建設時の状態から劣化した現在の状態における機器の残存寿命の推定を行います。
代表的な FFS 評価は次の項目で構成されます:
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きずの種類と損傷モードの同定
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指定したきずの種類に応じた手順の適用範囲を検討
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必要なデータと収集されたデータの照査
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評価手法を適用して結果が許容できるものか比較
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検査間隔を決めるために残存寿命を推定
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適切な改善策を適用
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適切な供用中モニタリングを適用
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結果を文書化
一般的な劣化メカニズムとして、全面腐食、局部腐食、ピッチングコロージョン、ブリスター、機械的なゆがみなどがあります。これらの一般的な劣化あるいはきずに対する評価手順は API RP 579 の目次に記載されていて次の通りです:
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Section 1 – Introduction (序文)
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Section 2 – Fitness-For-Service Engineering Assessment Procedure (供用適合性に関する工学的な評価手順)
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Section 3 – Assessment of Equipment for Brittle Fracture (脆性破壊に対する機器の評価)
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Section 4 – Assessment of General Metal Loss (全面減肉の評価)
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Section 5 – Assessment of Local Metal Loss (局部減肉の評価)
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Section 6 – Assessment of Pitting Corrosion (ピッチングコロージョンの評価)
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Section 7 – Assessment of Blisters and Laminations (ブリスターとラミネーションの評価)
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Section 8 – Assessment of Weld Misalignment and Shell Distortions (溶接ミスアライメントと胴の変形の評価)
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Section 9 – Assessment of Crack-Like Flaws (亀裂状きずの評価)
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Section 10 – Assessment of Component Operating in the Creep Regimes (クリープ温度領域で運転される部品の評価)
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Section 11 – Assessment of Fire Damage (火災損傷評価)