TEMA Tubesheet モジュールは、TEMA (Tubular Exchanger Manufacturers Association) 第9版あるいは PD 5500 に基づいて、管板計算は固定管板を含む全ての管板式熱交の必要厚さと最大許容運転圧力を計算します。また、固定管板熱交換器のシェルとチューブの間に生じる熱応力と荷重を計算します。チューブと管板継手の荷重も ASME 規格と PD 5500 規格のそれぞれの規定に従った手法でチェックされます。
このプログラムでは次の管板の種類の解析を行います:
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Stationary tubesheets (静止管板)、シェルとチャンネル間にガスケット付き
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Stationary tubesheets (静止管板)、シェル・チャンネルと一体型
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Stationary tubesheets (静止管板)、シェルのみと一体型
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Stationary tubesheets (静止管板)、チャンネルのみと一体型
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U-tube exchangers (Uチューブ熱交)、シェルとチャンネル間にガスケット付き管板
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U-tube exchangers (Uチューブ熱交)、シェル・チャンネルと一体型
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U-tube exchangers (Uチューブ熱交)、シェルのみと一体型
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U-tube exchangers (Uチューブ熱交)、シェル・チャンネルと一体型
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Floating tubesheets (遊動管板)、遊動鏡で外部から封じ込め (P)
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Floating tubesheets (遊動管板)、バッキング装置付き遊動鏡 (S)
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Floating tubesheets (遊動管板)、遊動鏡を介して引き抜き (T)
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Floating tubesheets (遊動管板)、遊動鏡で外部からシール (W)
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Floating tubesheets (遊動管板)、遊動鏡で分割
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Fixed tubesheets (固定管板)、両端静止管板
プログラムは、フランジとして伸長している管板の厚さに対して必要計算を行います。また、伸長部分の必要厚さも計算します。フランジのガスケットとボルトを含むフランジ伸長形状を入力してください。
TEMA Tubesheet は次に示す固定管板式熱交換器の付属的な荷重を考慮することができます:
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伸縮継手 - 薄い場合、厚い場合、ない場合
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管板 - 一体型、ガスケットあるいはフランジ伸長
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圧力と熱荷重 – シェル、管板、管と管-管板継手
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異なる圧力設計
運転開始、停止など固定式管板に対して腐れ前と後の複数の荷重ケースを解析することができます。
プログラムは、固定管板に接続する厚肉伸縮継手の解析を行うこともできます。伸縮継手のばね定数と応力が TEMA 基準に従って計算されます。計算応力は、ASME規格 Sec. VIII Div. 1, Appendix 5 に規定される許容値と比較され、継手の健全性が確認されます。