どのような解析ができるのか? - PV Elite - Help - Hexagon

CodeCalc Help

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日本語
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PV Elite
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CodeCalc は次のような容器と熱交換器の設計と解析ができます:

Shells & Heads (胴と鏡)

ASME Code, Section VIII, Division 1 の規則に従って容器と熱交換器の内圧と外圧設計を行います。部品には円筒胴、円錐、半楕円鏡、皿形鏡、平鏡、球形胴、球形鏡を含みます。このモジュールは部品の必要厚さの計算と最大許容圧力を計算します。UCS-66 に従って設計最低金属温度も計算でき、外圧設計に対する補強リングの評価もできます。

胴を覆うジャケットの解析もできます。これらのジャケットは ASME Sec. VIII Div. 1, Appendix 9 で規定されています。

API-579 供用適合性評価 (Fitness For Service evaluations - FFS) のモジュールでは Sec. 4 Local Thinning (局部減肉)、Sec. 5 General Metal Loss (全面的な減肉)、Sec. 6 Pitting Corrosion (ピッチングコロージョン) の解析機能を実装しています。

詳細は、Shells and Heads を参照してください。

Nozzles (ノズル)

胴と鏡に接続するノズルの内圧に対する必要厚さと補強の計算を、すべての公称径とスケジュールに対して内蔵されている表と ASME Code, Section VIII, Division 1 の規則に従って行います。このモジュールでは溶接サイズをチェックして、補強の強度を計算しノズルの破壊経路を評価します。ヒルサイド、タンジェンシャル、Y型ノズルについても評価することができます。

詳細は、Nozzles を参照してください。

Conical (円錐) セクション

ASME Code, Section VIII, Division 1 の規則に従って円錐と補強リングの内圧と外圧解析を行います。内圧と外圧に対する円錐の補強面積および慣性モーメントの計算も含まれています。

詳細は、Conical Sections を参照してください。

Floating Heads (遊動頭)

ASME Code, Section VIII, Division 1, Appendix 1 の規則に従ってボルト締め皿形鏡の内圧と外圧解析を行います。このモジュールでは付加的に規格で許されている Soehren による計算テクニックを提供しています。MAWP と MAPnc も計算することができます。

詳細は、Floating Heads を参照してください。

Flanges (フランジ継手)

ASME Code, Section VIII, Division 1 の規則に従ってすべての種類のフランジ継手に対する応力計算と形状選択を行います。このモジュールでは次に示すフランジ種類について設計と解析を行います:

  • 一体型フランジ

  • スリップ オン フランジとハブ付ルーズフランジ

  • リング フランジとハブなしルーズフランジ

  • 円形、非円形のブラインド フランジ

  • TEMA チャンネルカバー

  • ウェルド ネック リバース フランジ

  • 全面座フランジとガスケット

フランジに作用する外荷重とモーメントと相フランジの荷重を入力することができます。

詳細は、Flanges を参照してください。

TEMA Tubesheets (管板) (TEMA と PD 5500)

Tubular Exchanger Manufacturers Association (多管式熱交換器協会) の第8版と PD 5500 に従ったすべての管板の種類の解析を行います。このモジュールではフランジ継手まで伸長している管板の影響を考慮しています。固定式管板では、モジュールは異なる熱伸びと伸縮継手の考慮ができます。伸縮継手の設計もできます。固定管板式熱交換器では、腐食前と後に対する複数の荷重ケースを解析することができます。伸縮継手が追加された場合には、対応する伸縮継手の荷重ケースが実行されます。

詳細は、TEMA Tubesheets を参照してください。

ASME Tubesheets (管板)

ASME Code Section VIII division 1 section UHX の規則に従って固定式、遊動式あるいはUチューブ熱交換器の必要厚さを決定します。腐食前と後に対する複数の荷重ケースを解析することができます。シェル側とチューブ側の MAWP と MAPnc も計算することができます。

詳細は、ASME Tubesheets を参照してください。

Horizontal Vessels (横置容器)

サドルで支持された横置きドラムを L. P. Zick の手法により解析します。解析結果はサドル部、容器中央、鏡部を含みます。容器の設計で補強リングが使われていれば、その評価も行います。さらに、サドル、ウェブ、ベースプレートについて地震荷重と風荷重に対してチェックが行われます。摩擦と付加的な容器の長手方向荷重も設定することができます。

詳細は、Horizontal Vessels を参照してください。

Rectangular Vessels (矩形容器)

ASME Code, Section VIII, Division 1 と Appendix 13 の規則に従って非円形圧力容器の解析を行います。補強された矩形容器あるいは直径方向にステーのある矩形容器など Appendix 13 に示されているほとんどの容器の種類について内圧に対して解析を行うことができます。膜応力と曲げ応力が計算され、適切な許容応力と比較されます。

詳細は、Rectangular Vessels (App. 13) を参照してください。

Legs & Lugs (ラグとレグ)

業界標準の計算手法に従って容器サポートレグ、サポートラグ、トラニオン、リフティングラグの解析を行います。解析結果の応力は、鋼製建築物 AISC ハンドブック (AISC Handbook of Steel Construction) あるいは ASME 規格に従って許容値と比較されます。929 におよぶ AISC 鋼材、チャンネル形鋼材、アングル形鋼材がソフトウェアに内蔵されています。WRC 107 解析によってトラニオンとサポートラグ周りの容器の局部応力がチェックされます。種々の風荷重と地震荷重が容器を支持するレグとラグについて適用できます。

詳細は、Legs and Lugs を参照してください。

Pipes & Pads (管とパッド)

ブランチとヘッダーの 2つの管の必要厚さと最大許容運転圧力を計算します。また、ブランチとヘッダーとして扱うことのできる同じ 2つの管の分岐部の補強要求計算(面積補償計算)を行います。このモジュールは ANSI B31.3 の規則に従ってすべての公称径とスケジュールに対する表を内蔵しています。

詳細は、Pipes and Pads を参照してください。

WRC 107/FEA

Welding Research Council Bulletin 107 (溶接研究協会会報 107) で定義されるP.P. Bijlaardの手法を用いて付属物に作用する荷重による円筒胴あるいは球形胴の応力計算と ASME Section VIII Div. 2 の異なる 3つの荷重条件に対して許容応力の比較を行います。このモジュールは Paulin Research Group の有限要素法解析プログラム Nozzle Pro へのインターフェイスが含まれています。

詳細は、WRC 107/537 FEA を参照してください。

Baserings (ベースリング)

スカートとベースリングの応力と厚さの評価を行います。中立軸とベースリングの必要厚さに関する簡易手法の結果がレポートされます。重量と曲げモーメント荷重によるスカートの必要厚さも表示されます。ベースリングに取り付けられる吊上げラグが解析されます。

詳細は、Base Rings を参照してください。

Thin Joints (Bellows) (薄肉伸縮継手)

ASME VIII Div. 1 appendix 26 の規則に従って薄肉伸縮継手の応力と繰り返し寿命が計算されます。MAWP と MAPnc も計算されます。

詳細は、Thin Joints を参照してください。

Thick Joints (厚肉伸縮継手)

ASME VIII Div. 1 appendix 5 の規則に従って成形シェル型伸縮継手 (flanged and fluid expansion joints) の応力、繰り返し寿命とばね定数が計算されます。ばね定数は TEMA 第8版に従って計算されます。

詳細は、Thick Joints を参照してください。

Half Pipes (半割りパイプ)

ASME Code Section VIII division 1 appendix EE の規則に従って半割りパイプジャケットの厚さとMAWPが計算されます。

詳細は、Half Pipes を参照してください。

Large Openings (大開口部)

ASME Code Section VIII division 1 appendix 2 と appendix 14 の規則に従って一体型鏡の大開口部の解析を行います。必要厚さ、MAWP、取り付けノズルの有無に応じて容器に対する重量が計算されます。

詳細は、Large Openings を参照してください。

WRC 297 / PD 5500 Annex G

Welding Research Council bulletin 297 (溶接研究協会会報 297) と British Standard (英国規格) PD 5500 Annex G に従って取り付け部における応力を解析します。1984年に発行された WRC 297 は WRC 107 の円筒胴と円筒胴の交差部における解析を拡張しています。PD 5500 Annex G は円筒胴あるいは球形胴の取り付け物からの荷重による応力解析を提供しています。ASME Sec VIII Div-1, 2; と PD 5500 の材料データベースを利用することができます。

詳細は、WRC 297/Annex G を参照してください。

Appendix Y Flanges (フランジ継手)

ASME Code Section VIII Division 1 Appendix Y の規則に従って相フランジが同じタイプであるクラス 1、2、3 のフランジ継手の応力評価を行います。

詳細は、Appendix Y Flanges を参照してください。

HEI Nozzles (ノズル)

シェルタイプの熱交換器ノズルに対して必要なノズル計算を実行します。HEI 標準は、シェルタイプの熱交換器ノズルに対して許容荷重を評価します。

詳細は、HEI Nozzles を参照してください。

まとめ

圧力容器あるいは熱交換器ののすべての部品の内容説明と評価内容を表示します。すなわち、設計圧力、温度、材料、実際厚さ、最大許容運転圧力 (MAWP) がそれぞれの部品で示されます。