Material Database 注記 - PV Elite - Help - Hexagon

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ASME Section VIII, Division 1 Material Notes for Table 1A (フェライト系材料) - 従来単位

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: Norm. rld., Normalized rolled (焼きならし圧延); NT, Normalized and tempered (焼きならし焼き戻し); QT, Quenched and tempered (焼き入れ焼き戻し); Smls., Seamless (継ぎ目なし); Sol. ann., Solution annealed (焼きなまし); Wld., Welded (溶接)

(b)

この表において,各温度の中間における許容引張応力の値は,直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(c)

削除

(d)

削除

(e)

100°F における応力は衝撃要求事項が Section III、VIII、XII に適合している場合により低い温度に適用できる。

(f)

時間依存の特性から得られた応力値は書体を変えている。 (Note T1 - T12 参照)

(g)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SA-516/SA-516M のように 2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。例えば、SA-516M Grade 485 が建設で使われる場合に SA-516 Grade 70 に示されている値を使う。

(h)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(i)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 一般的な要件

G1

これらの応力値に Section I, PG-25、Section VIII, Division 1, UG-24、あるいは Section XII, TM-190 で規定される鋳造品質係数を適用する。

G2

これらの応力は継手効率 0.60 が考慮されている。

G3

これらの応力は継手効率 0.85 が考慮されている。

G4

Section I の適用に際して、ボイラー、水壁、スーパーヒーター、装置内に収められるエコノマイザーチューブの場合にこれらの応力を適用する。0.85 の継手効率が 850°F で考慮されている。

G5

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に、当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 66 2/3%を超えているが、当該温度の 90%の降伏点を超えることはない。これらの応力を使うと、永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Section III の適用に際して、Table Y-1 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y-2 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G6

1500°F を超えると、クリープ損傷、熱ラチェットと環境の影響が著しく重大な損傷モードをもたらすので、設計で考慮しなければならない。

G7

Section VIII の適用に際して、ガラス被覆のための熱処理によって強度が失われることから、これらの応力は想定される最小引っ張り強さの値を 45,000 とし、最小降伏点の値を 20,000 psi としている。UG-85 は適用できない。

G8

これら応力値は強度のみの検討と平均的な運転に対して満足できるように規定されている。再締め付けをしない長期使用のボルト締付け継手に対して漏洩防止のためには、フランジとボルトのたわみと対応するリラクゼーションからより低い値が必要となる場合がある。

G9

Section III の適用に際して、Subsections NC と ND に規定される貯槽、部品サポート、非耐圧部材 (NC/ND-2190) にこの材料の使用は限られる。

G10

800°F を超える温度での長期間の使用に際して、炭素鋼の炭化物層は黒鉛に変化することがある。Nonmandatory Appendix A、A-201、A-202 を参照のこと。

G11

875°F を超える温度での長期間の使用に際して、炭素モリブデン鋼の炭化物層は黒鉛に変化することがある。Nonmandatory Appendix A、A-201、A-202 を参照のこと。

G12

1000°F 以上での温度では、これらの応力は熱分析で 0.04%以上の炭素含有量がある場合にのみ適用される。

G13

1050°F 以上での温度での、これらの応力は結晶粒径が ASTM No. 6以上である場合のみに適用される。

G14

結晶粒径が不明の場合あるいは ASTM No. 6より細かい場合にこれらの応力を適用する。6.

G15

For Section I の適用に際して、PG-11 の規定を除いて PG-13 で定義されるステーの使用に限る。

G16

Section III Class 3 の適用に際して、これらの S 値は鋳造品質係数を考慮していない。NC-2570 の要求事項を満足する静的と遠心鋳造製品は鋳造品質係数を 1.00 とする。

G17

Section III Class 3 の適用に際して、NC-2571(a) と (b) を満足する静定なあるいは遠心鋳造製品、鋳造管継手、ポンプ、2 in. 以下の呼び径入口接続配管弁は鋳造品質係数が 1.00 でなければならない。他の鋳造品質係数は次の通りとする:

  1. 目視試験、0.80;

  2. 磁粉探傷試験、0.85;

  3. 液体浸透探傷試験、0.85;

  4. 放射線試験、1.00;

  5. 超音波試験、1.00;

  6. 磁粉探傷試験あるいは液体浸透探傷試験と超音波試験あるいは放射線試験の組み合わせ、 1.00

G18

この範囲で厚さの関数である降伏点の値は Table Y-1 を参照のこと。許容応力は、この厚さの範囲内の降伏点からは独立しています。

G19

この鋼はやや高温の運転後に脆性破壊を伴うことがある。Nonmandatory Appendix A, A-207 と A-208 を参照のこと。

G20

これらの応力は溶接金属の特性に基づいている。

G21

Section I の適用に際して、使用には PEB-5.3 の制限がある。PG-5.5 の注意事項を参照のこと。

G22

Section I の適用に際して、補強リングの材料は棒材料の外圧チャートを使うこと。

G23

この材料に対する外圧チャートに示されている最大温度を超える温度に対しては、設計で Fig. CS-2 を使用することができる。CS-2 はこの材料を使用した設計で用いられる。

PV Elite はこの材料では温度が曲線の制限を超える場合に、自動的に Fig. CS-2 を使用する。CS-2 計算を使用したくない場合には、材料特性の External Pressure Curve ボックスに値を入力し、OK をクリックしてジョブを再計算できる。

G24

この材料の最大引っ張り許容応力に対して 0.85 の係数を適用している。表にある数値を 0.85 で除して最大許容長手引っ張り応力とする。

G25

Section III の適用に際して、NB-2542 に従って Class 2 と Class 3 ともに最終熱処理後の完成容器は周方向と軸方向の斜角探傷を除く超音波によって試験を行うこと。引っ張り強さは 125,000 psi を超えない。

G26

Class 10、11、12 に一致する材料は使用できない。

G27

Class 11 あるいは 12 に一致する材料は使用できない。

G28

SA-781 の Supplementary Requirement S15 で、メカニカル試験の代替と鋳造品の試験片位置を規定する。

G29

Section III の適用に際して、Class 2 部品には NC-2300 に従った衝撃試験が要求される。Class 3 部品には ND-2300 に従った衝撃試験が要求される。

G30

SA/EN 10028-7 で定義されているようにすべての製品形状 (C、H、P) にこの応力を適用する。

注記 – 熱処理の要件

H1

1000°F を超える温度では、これらの応力値は材料が材料仕様で規定された最低温度で加熱処理された場合に使うことができるが、1900°F 未満であってはならないし、水による焼入れと他の手段での急速な冷却が必要である。

H2

1000°F を超える温度では、これらの応力値は材料が材料仕様で規定された最低温度で過熱され固溶化熱処理された場合に使うことができるが、2000°F 未満であってはならないし、水による焼入れと他の手段での急速な冷却が必要である。

H3

1200°F での焼き入れ・焼き戻し。 Notes - Size Requirements

H4

固溶化熱処理および焼き入れ。

H5

Section III の適用に際して、熱処理が成型後あるいは施工後に行われる場合には、1500°F から 1850°F で 10分を超えない時間で行い、速やかに冷却する。

H6

2010°F から 2140°F で固溶化熱処理を行い、水あるいは空気で速やかに冷却すること。

Notes - Size Requirements

S1

Section I の適用に際して、ボイラー用 3 in. O.D. 以下のチューブは除き、850°F 以上の応力値が許容されている。この温度での使用は一般的ではない。

S2

Section I の適用に際して、ボイラー用 3 in. O.D. 以下のチューブは除き、900°F 以上の応力値が許容されている。この温度での使用は一般的ではない。

S3

Section I の適用に際して、ボイラー用 3 in. O.D. 以下のチューブは除き、1000°F 以上の応力値が許容されている。この温度での使用は一般的ではない。

S4

Section I の適用に際して、ボイラー用 3 in. O.D. 以下のチューブは除き、1150°F 以上の応力値が許容されている。この温度での使用は一般的ではない。

S5

材料の呼び厚さが ¾ in. を超える Class 10、11、12 に一致する材料は使用できない。

S6

材料の呼び厚さが 1-¼ in. を超える Class 10、11、12 に一致する材料は使用できない。

S7

非熱処理鍛造の最大厚さは 3-¾ in. を超えてはならない。熱処理材の最大厚さは 4 in. とする。

S8

焼ならし焼戻し鍛造の最大厚さは 3 in. を超えてはならない。焼き入れ焼き戻し材の最大厚さは 5 in. とする。

S9

NPS 8 以上、かつ Schedule 140 以上。

S10

最大管サイズは NPS 4 (DN 100) とし、最大厚さは管サイズに係らず Schedule 80 とする。

S11

NPS 8 以上でスケジュール 140 未満の肉厚、あるいは NPS 8 未満のすべての肉厚のいずれか。

注記 - 時間依存性特性 [一般的な注記 (f) 参照]

T1

700°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T2

750°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T3

850°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T4

900°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T5

950°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T6

1000°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T7

1050°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T8

1100°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T9

1150°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T10

800°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T11

650°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T12

1200°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

注記 - 溶接の要件

W1

非溶接構造とする。

W2

Section III の適用に際して、非溶接構造とする。

W3

溶接とする。

W4

非溶接あるいは Section IX の減少した断面での引っ張り強さが 100 ksi 未満でない場合の溶接。

W5

Section IX の減少した断面での引張り強さが 100 ksi 未満で 95 ksi 未満でない場合の溶接。

W6

抵抗溶接で溶接可能。

W7

850°F を超える温度での溶接施工では、溶接金属は炭素含有量を 0.05%以上とする。

W8

酸素溶接あるいは他の熱切断過程で、熱分析で 0.35%を超える炭素量は許容されない。

W9

Section I の適用に際して、設計金属温度が 850°F を超える場合の 2-¼Cr–1Mo 材、径が 3-½ in. 以下の周方向突合せ溶接を除く耐圧部の溶接では、溶接金属は炭素含有量が 0.05%以上であること。

W10

Section III の適用に際して、Note W12 に従って溶接効率が 1.00 とした場合、Class 10、13、20、23、30、33、40、43、50、53 に一致する材料は Class 2 と Class 3 建設に使用できない。

W11

Section VIII の適用に際して、Section IX, QW-250 変数 QW-404.12、QW-406.3、QW-407.2、QW-409.1 がこの材料に適用される。これらの変数は Part UF の溶接規則に従って適用される。

W12

S 値は長手方向溶接効率を考慮していない。Section III の適用に際して、NC-2550 に従ってフィラー材のない溶接には超音波試験、放射線試験、あるいは渦流試験を行い、長手溶接効率が 1.0 となるようにする。NC-2560 の要求事項に適合するフィラー材のある溶接は長手溶接効率が 1.0 となる。他の長手溶接効率は次による:

  1. フィラー材のある片側突合せ溶接、0.80;

  2. フィラー材のない片側または両側突合せ溶接、0.85;

  3. フィラー材のある両側突合せ溶接、0.90;

  4. 放射線検査を行った片側あるいは両側突合せ溶接、1.00

W13

Section I の適用に際して、次の付加的な制限と要求事項を満足すれば、電気抵抗とオートジーナス (溶加材を用いない) 溶接施工されたチューブはこれらの応力を使うことができる:

  1. チューブはボイラー、水壁、スーパーヒーターとエコノマイザー装置の用途とする。

  2. 最大外径は 3.5 in. とする。

  3. 各チューブの溶接線は SA-450 に従って斜角探傷超音波試験とする。

  4. SA-450 に従って各チューブの全長にわたって完全な体積試験を行う。

  5. 材料試験レポートを用意する。

W14

S の値は溶接効率を考慮していない。Section VIII, Division 1 と Section XII の適用に際して、フィラー材を使用しない溶接は表中の値を 0.85倍すること。フィラー材を使用した場合には Section VIII, Division 1, UW-12 あるいは Section XII, TW-130.4 を確認して適用すること。

W15

SA-53 Type E 管についての非破壊電気試験はすべてのサイズで要求されている。管は「NDE」と刻印され、材料認証に記述すること。

ASME Section VIII, Division 1 Material Notes for Table 1A (フェライト系材料) - メトリック単位

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: Norm. rld., Normalized rolled (焼きならし圧延); NT, Normalized and tempered (焼きならし焼き戻し); QT, Quenched and tempered (焼き入れ焼き戻し); Smls., Seamless (継ぎ目なし); Wld., Welded (溶接)

(b)

この表において,各温度の中間における許容引張応力の値は,直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次のとおりとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(c)

削除

(d)

削除

(e)

40°C における応力は衝撃要求事項が Section III、VIII、XII に適合している場合により低い温度に適用できる。

(f)

時間依存の特性から得られた応力値は書体を変えている (Notes T1 から T12 を参照)。

(g)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SA-516/SA-516M のように 2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。たとえば、SA-516M Grade 485 が建設で使われる場合に SA-516 Grade 70 に示されている値を使う。

(h)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(i)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちパイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、平板、鍛造品の厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 一般的な要件

G1

これらの応力値に Section I, PG-25、Section VIII, Division 1, UG-24、あるいは Section XII, TM-190 で規定される鋳造品質係数を適用する。

G2

これらの応力は継手効率 0.60 が考慮されている。

G3

これらの応力は継手効率 0.85 が考慮されている。

G4

Section I の適用に際して、ボイラー、水壁、スーパーヒーター、装置内に収められるエコノマイザーチューブの場合にこれらの応力を適用する。0.85 の継手効率が 450°C で考慮されている。

G5

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 662/3%を超えているが、当該温度の 90%の降伏点を超えることはない。これらの応力を使うと永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Section III の適用に際して、Table Y-1 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y-2 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G6

825°C を超えると、クリープ損傷、熱ラチェットと環境の影響が著しく重大な損傷モードをもたらすので、設計で考慮しなければならない。

G7

Section VIII の適用に際して、ガラス被覆のための熱処理によって強度が失われることから、これらの応力は想定される最小引っ張り強さの値を 310 MPa とし、最小降伏点の値を 140 MPa としている。UG-85 は適用できない。

G8

これら応力値は強度のみを考慮して平均的な運転に対して満足できるように規定されている。再締め付けをしない長期使用のボルト締付け継手に対して漏洩防止のためには、フランジとボルトの可とう性と対応するリラクゼーションからより低い値が必要となる場合がある。

G9

Section III の適用に際して、Subsections NC と ND に規定される貯槽、部品サポート、非耐圧部材 (NC/ND-2190) にこの材料の使用は限られる。

G10

425°C を超える温度での長期間の使用に際して、炭素鋼の炭化物層は黒鉛に変化することがある。Nonmandatory Appendix A、A-201、A-202 を参照のこと。

G11

475°C を超える温度での長期間の使用に際して、炭素モリブデン鋼の炭化物層は黒鉛に変化することがある。Nonmandatory Appendix A、A-201、A-202 を参照のこと。

G12

550°C 以上での温度では、これらの応力は熱分析で 0.04%以上の炭素含有量がある場合にのみ適用される。

G13

575°C 以上での温度での、これらの応力は結晶粒径が ASTM No. 6以上である場合のみに適用される。

G14

結晶粒径が不明の場合あるいは ASTM No. 6 より細かい場合にこれらの応力を適用する。6.

G15

Section I の適用に際して、PG-11 の規定を除いて PG-13 で定義されるステーの使用に限る。

G16

Section III Class 3 の適用に際して、これらの S 値は鋳造品質係数を考慮していない。NC-2570 の要求事項を満足する静的と遠心鋳造製品は鋳造品質係数を 1.00 とする。

G17

Section III Class 3 の適用に際して、NC-2571(a) と (b) を満足する静定なあるいは遠心鋳造製品、鋳造管継手、ポンプ、DN 50 以下の呼び径入口接続配管弁は鋳造品質係数が 1.00 でなければならない。他の鋳造品質係数は次の通りとする:

(a) 目視試験、0.80
(b) 磁粉探傷試験、0.85
(c) 液体浸透探傷試験、0.85
(d) 放射線試験、1.00
(e) 超音波試験、1.00
(f) 磁粉探傷試験あるいは液体浸透探傷試験と超音波試験あるいは放射線試験の組み合わせ、1.00

G18

この範囲で厚さの関数である降伏点の値は Table Y-1 を参照のこと。許容応力は、この厚さの範囲内の降伏点からは独立しています。

G19

この鋼はやや高温の運転後に脆性破壊を伴うことがある。Nonmandatory Appendix A、A-207、A-208 を参照のこと。

G20

これらの応力は溶接金属の特性に基づいている。

G21

Section 1 の適用に際して、使用には PEB-5.3 の制限がある。PG-5.5 の注意事項を参照のこと。

G22

Section I の適用に際して、補強リングの材料は棒材料の外圧チャートを使うこと。

G23

この材料に対する外圧チャートに示されている最大温度を超える温度に対しては、設計で Fig. CS-2 を使用することができる。CS-2 はこの材料を使用した設計で用いられる。

G24

この材料の最大引っ張り許容応力に対して 0.85 の係数を適用している。表にある数値を 0.85 で除して最大許容長手引っ張り応力とする。

G25

Section III の適用に際して、NB-2542 に従って Class 2 と Class 3 ともに最終熱処理後の完成容器は周方向と軸方向の斜角探傷を除く超音波によって試験を行うこと。引っ張り強さは 860 MPa を超えない。

G26

Class 10、11、12 に一致する材料は使用できない。

G27

Class 11 あるいは 12 に一致する材料は使用できない。

G28

SA-781 の Supplementary Requirement S15 で、メカニカル試験の代替と鋳造品の試験片位置を規定する。

G29

Section III の適用に際して、Class 2 部品には NC-2300 に従った衝撃試験が要求される。Class 3 部品には ND-2300 に従った衝撃試験が要求される。

G30

SA/EN 10028-7 で定義されているようにすべての製品形状 (C、H、P) にこの応力を適用する。NOTES - HEAT TREATMENT REQUIREMENTS

G31

250°C の許容値は温度 260°C まで使用できます。

G32

200°C の許容値は温度 204°C まで使用できます。

注記 - 熱処理の要件

H1

550°C を超える温度では、これらの応力値は材料が材料仕様で規定された最低温度で加熱処理された場合に使うことができるが、1040ºC 未満であってはならないし、水による焼入れと他の手段での急速な冷却が必要である。

H2

550°C を超える温度で、最低温度 1095°C で加熱熱処理され、水冷あるいは空冷で焼き入れされる場合にこの応力強さが適用される。

H3

650°C での液焼き入れと焼き戻し。

H4

固溶化熱処理および焼き入れ。

H5

Section III の適用に際して、熱処理が成型後あるいは施工後に行われる場合には、825°C から 1000°C で 10分を超えない時間で行い、速やかに冷却する。

H6

1100°C から 1170°C で固溶化熱処理を行い、水あるいは空気で速やかに冷却すること。

注記 - サイズ要件

S1

Section I の適用に際して、ボイラー用 75 mm O.D. 以下のチューブは除き、450°C 以上の応力値が許容されている。この温度での使用は一般的ではない。

S2

Section I の適用に際して、ボイラー用 75 mm O.D. 以下のチューブは除き、475°C 以上の応力値が許容されている。この温度での使用は一般的ではない。

S3

Section I の適用に際して、ボイラー用 75 mm O.D. 以下のチューブは除き、550°C 以上の応力値が許容されている。この温度での使用は一般的ではない。

S4

Section I の適用に際して、ボイラー用 75 mm O.D. 以下のチューブは除き、625°C 以上の応力値が許容されている。この温度での使用は一般的ではない。

S5

材料の呼び厚さが 19 mm を超える Class 10、11、12 に一致する材料は使用できない。

S6

材料の呼び厚さが 32 mm を超える Class 10、11、12 に一致する材料は使用できない。

S7

非熱処理鍛造の最大厚さは 95 mm を超えてはならない。熱処理材の最大厚さは 100 mm とする。

S8

焼ならし焼戻し鍛造の最大厚さは 75 mm を超えてはならない。焼き入れ焼き戻し材の最大厚さは 125 mm とする。

S9

DN 200 以上、かつ Schedule 140 以上。

S10

最大管サイズは DN 100 とし、最大厚さは管サイズに係らず Schedule 80 とする。

S11

DN 200 以上でスケジュール 140 未満の肉厚、あるいは DN 200 未満のすべての肉厚のいずれか。

注記 - 時間依存性特性 [一般的な注記 (f) 参照]

T1

370°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T2

400°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T3

455°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T4

480°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T5

510°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T6

540°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T7

565°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T8

595°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T9

620°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T10

425°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T11

350°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T12

650°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

注記 - 溶接の要件

W1

非溶接構造とする。

W2

Section III の適用に際して、非溶接構造とする。

W3

溶接とする。

W4

非溶接あるいは Section IX の減少した断面での引っ張り強さが 690 MPa 未満でない場合の溶接。

W5

Section IX の減少した断面での引っ張り強さが 690 MPa 未満で 655 MPa 未満でない場合の溶接。

W6

抵抗溶接で溶接可能。

W7

450ºC を超える温度での溶接施工では、溶接金属は炭素含有量を 0.05%以上とする。

W8

酸素溶接あるいは他の熱切断過程で、熱分析で 0.35%を超える炭素量は許容されない。

W9

Section I の適用に際して、設計金属温度が 450°C を超える場合の 2-1/4Cr–1Mo 材、径が 89 mm 以下の周方向突合せ溶接を除く耐圧部の溶接では、溶接金属は炭素含有量が 0.05%以上であること。

W10

Section III の適用に際して、Note W12 に従って溶接効率が 1.00 とした場合、Class 10、13、20、23、30、33、40、43、50、53 に一致する材料は Class 2 と Class 3 建設に使用できない。

W11

Section VIII の適用に際して、Section IX, QW-250 変数 QW-404.12、QW-406.3、QW-407.2、QW-409.1 がこの材料に適用される。これらの変数は Part UF の溶接規則に従って適用される。

W12

S 値は長手方向溶接効率を考慮していない。Section III の適用に際して、NC-2550 に従ってフィラー材のない溶接には超音波試験、放射線試験、あるいは渦流試験を行い、長手溶接効率が 1.0 となるようにする。NC-2560 の要求事項に適合するフィラー材のある溶接は長手溶接効率が 1.0 となる。他の長手溶接効率は次による:

  • フィラー材のある片側突合せ溶接、0.80

  • フィラー材のない片側または両側突合せ溶接、0.85

  • フィラー材のある両側突合せ溶接、0.90

  • 放射線検査を行った片側あるいは両側突合せ溶接、1.00

W13

Section I の適用に際して、次の付加的な制限と要求事項を満足すれば、電気抵抗とオートジーナス (溶加材を用いない) 溶接施工されたチューブはこれらの応力を使うことができる:

  • チューブはボイラー、水壁、スーパーヒーターとエコノマイザー装置の用途とする。

  • 最大外径は 89 mm とする。

  • 各チューブの溶接線は SA-450 に従って斜角探傷超音波試験とする。

  • SA-450 に従って各チューブの全長にわたって完全な体積試験を行う。

  • 材料試験レポートを用意する。

W14

S の値は溶接効率を考慮していない。Section VIII, Division 1 と Section XII の適用に際して、フィラー材を使用しない溶接は表中の値を 0.85倍すること。フィラー材を使用した場合には Section VIII, Division 1, UW-12 あるいは Section XII, TW-130.4 を確認して適用すること。

W15

SA-53 Type E 管についての非破壊電気試験はすべてのサイズで要求されている。管は「NDE」と刻印され、材料認証に記述すること。

ASME Section VIII, Division 1 Material Notes for Table 1B (非フェライト系材料) - 従来単位

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: ann., annealed (焼きなまし); cond., condenser (凝縮器); CW, cold worked (冷間加工); exch., exchanger (熱交換器); extr., extruded (押し出し); fin., finished (仕上げ); fr., from (から); HW, Hot worked (熱間加工); rel., relieved (除去); rld., rolled (圧延加工); Smls., Seamless (継ぎ目なし); Sol., Solution (固溶化); treat., treated (処理); Wld., Welded (溶接)

(b)

この表において,各温度の中間における許容引張応力の値は,直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(c)

削除

(d)

削除

(e)

時間依存の特性から得られた応力値は書体を変えている (Notes T1 から T19 を参照)。

(f)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SB-407/SB-407M) のように2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。たとえば、SB-407M Grade N08800 が建設で使われる場合に SB-407M Grade N08800 示されている値を使う。

(g)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(h)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 一般的な要件

G1

250 psi (406°F) の蒸気に対して、400°F に対する値を使うことができる。

G2

1000°F を超える温度ではこれらの応力値は炭素含有量が 0.04%を超える場合にのみ適用する。

G3

全体にわたって高品質な鋳造であるという証明書がないかぎり、この表の 80%を超える値を使うことはできない。弁と継手が認証された規格を適用して製作されているということを意味していない。

G4

1500°F を超えると、クリープ損傷、熱ラチェットと環境の影響が著しく重大な損傷モードをもたらすので、設計で考慮しなければならない。

G5

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に、当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 66 2/3%を超えているが、当該温度の 90%の降伏点を超えることはない。これらの応力を使うと、永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Section III の適用に際して、Table Y-1 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y-2 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G6

外圧に対する最大温度は 350°F を超えないこと。

G7

350°F 未満のすべての温度に対して 350F の線図を用いる。

G8

溶接金属の強度制限から 120 ksi 最小引っ張り強さに基づいた材料の応力とする。

G9

600°F までの温度で Fig. NFC-6 を使うこと。300F から 400F 以下までの温度では Fig. NFC-3 の 600F 線図を使うこと。外圧に対する最大温度は 400F を超えないこと。

G10

外圧に対する最大温度は 450°F を超えないこと。

G11

参照される外圧チャートの適用範囲は 700°F の温度までである。

G12

参照される外圧チャートの適用範囲は 800°F の温度までである。

G13

Section VIII と XII の適用に際して、補強リングの材料は棒材料の外圧チャートを使うこと。

G14

Section VIII の適用に際して、この材料の最大引っ張り許容応力に対して 0.85 の係数を適用している。 表にある数値を 0.85 で除して最大許容長手引っ張り応力とする。

G15

鋳造品ではこれらの応力値に Section III, ND-3115、Section VIII, Division 1, UG-24、Section XII, TM-190 で規定される品質係数を適用する。弁と継手が認証された規格を適用して製作されているということを意味していない。

G16

示されている許容応力は対応する母材材料の 90%である。

G17

銅-シリコン合金鋼はある温度下である種の媒体に暴露された場合に適しないことがある。特に、212°F を超える温度の蒸気には適していない。選択した合金鋼が運転に適しているかに注意すること。

G18

応力腐食割れでの圧力容器の損傷に起因する短期的な不測の危険のため、次のことが適切である。これらの材料は、応力腐食割れに関する危険がない通常の広く知られた腐食環境で、エンジニアリングの判断で使用する場合に適している。

G19

応力と腐食環境のすべての組み合わせでの応力腐食割れを完全に回避できる合金鋼はないので、材料提供者と協議すること。参考資料は次の通りである: (1) Stress Corrosion Cracking Control Measures B.F. Brown, U.S. National Bureau of Standards (1977), available from NACE, Texas; (2) The Stress Corrosion of Metals, H.L. Logan, John Wiley and Sons, New York, 1966.

G20

板のみ。

G21

過度の焼き戻しは逆にクリープ破壊温度息に影響を与えるので、最大運転温度を 500°F とした。

G22

Section IX, QW-462.1に従った縮小引っ張り試験片の最小引っ張り強さは 110,000 psi 未満とする。

G23

この合金鋼は 1000°F から 1400°F の温度範囲で暴露した後で常温での衝撃値が著しく低下する。

G24

応力緩和焼き戻し (T351, T3510, T3511, T451, T4510, T4511, T651, T6510, T6511) では、基本焼き戻しの材料の応力値を使うこと。

G25

0.500 in. 以上の板引っ張り試験片はクラッド鋼を含まない母材からの機械加工とする。したがって、0.500 in. 未満の厚さの許容応力を使うこと。

G26

0.500 in. 以上の板引っ張り試験片はクラッド鋼を含まない母材からの機械加工とする。したがって、示されている許容応力は同じ厚さの母材の 90%である。

G27

固溶化熱処理された N06022 合金鋼は 1000°F から 1250°F の温度範囲で暴露した後で、常温での衝撃値が著しく低下する。

G28

外圧設計では、最大設計温度は 1000°F までとする。

G29

外圧チャート NFN-2 は 400°F から 600°F までの温度で使用される。

G30

固溶化熱処理された N06022 合金鋼は 1200°F から 1400°F の温度範囲で暴露した後で、常温での破断延性が著しく低下する。

G31

外圧設計では、最大設計温度は 1200°F までとする。

G32

Section I の使用に際して y 値 (Section 1, PG-27.4.6 参照) は次のようにする: 1050°F 以下は 0.4; 1100°F は 0.5; 1150°F 以上は 0.7。

G33

より高い値を使うことを裏付けるデータがないので、一覧のすべての許容応力は焼きなまし焼き戻し調質処理と等しい組合せになります。

注記 - 熱処理の要件

H1

1000°F を超える温度では、これらの応力値は材料が材料仕様で規定された最低温度 1900°F で過熱され固溶化熱処理された炭素含有量 0.04%以上の場合に使うことができる。

H2

1000°F を超える温度で、最低温度 1900°F で加熱熱処理され、水冷あるいは空冷で焼き入れされる場合にこの応力強さが適用される。

H3

Section I の適用に際して、冷間引き抜き管あるいはチューブは最低温度 1900°F で過熱され固溶化熱処理を行う。

H4

1725°F から 1825°F の温度で安定化熱処理された材料である。

注記 - 時間依存特性

T1

250°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T2

300°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T3

350°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T4

400°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T5

500°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T6

550°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T7

600°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T8

750°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T9

800°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T10

850°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T11

900°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T12

950°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T13

1000°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T14

1050°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T15

1100°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T16

1150°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T17

1200°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T18

1250°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T19

450°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

注記 - 溶接の要件

W1

溶接とろう付けは認めらない。

W2

Section VIII の適用に際して、UNF-56(d) が非溶接構造に適用される。

W3

溶接とろう付構造に対して、O (焼きなまし) 焼き戻しした材料の応力値を使うこと。

W4

溶接あるいは熱切断した場合に、この材料の応力値は適用できない。

W5

S 値は長手方向溶接効率を考慮していない。Section III の適用に際して、NC-2550 に従ってフィラー材のない溶接には超音波試験、放射線試験、あるいは渦流試験を行い、長手溶接効率が 1.0 となるようにする。NC-2560 の要求事項に適合するフィラー材のある溶接は長手溶接効率が 1.0 となる。他の長手溶接効率は次による:

  1. フィラー材のある片側突合せ溶接、0.80;

  2. フィラー材のない片側または両側突合せ溶接、0.85;

  3. フィラー材のある両側突合せ溶接、0.90;

  4. 放射線または超音波検査を行った片側あるいは両側突合せ溶接、1.00

W6

溶接管あるいはチューブの製造でフィラー材を使用してはならない。

W7

減少した断面の引っ張り試験片の強度は品質溶接手順が要求される。Section IX, QW-150 を参照のこと。

W8

削除

W9

5356、5556 のフィラー材ですべての厚さ、あるいは 404、5554 のフィラー材で厚さ 3/8 in 以下の溶接では NFA-12 を使うこと。4043、5554 のフィラー材で厚さ 3/8 in. を超える溶接では NFA-13 を使うこと。

W10

溶接とろう付構造に対して、溶接後に焼きなましした (WO61) 焼き戻し材料の応力値を使うこと。

W11

これらの最大許容応力は溶接とろう付構造に使うこと。

W12

S の値は溶接効率を考慮していない。Section VIII, Division 1 の適用に際して、フィラー材を使用しない溶接は表中の値を 0.85倍すること。フィラー材を使用した場合には Section VIII, Division 1, UW-12 あるいは Section XII, TW-130.4 を確認して適用すること。

W13

1200°F 以上の温度での運転では応接の溶着金属は母材と同じ公称化学組成とする。

W14

非溶接構造とする。

W15

Section VIII および XII の適用に際して、非溶接構造とする。

ASME Section VIII, Division 1 Material Notes for Table 1B (非フェライト系材料) - メトリック単位

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: ann., annealed (焼きなまし); cond., condenser (凝縮器); CW, cold worked (冷間加工); exch., exchanger (熱交換器); extr., extruded (押し出し); fin., finished (仕上げ); fr., from (から); HW, Hot worked (熱間加工); rel., relieved (除去); rld., rolled (圧延加工); Smls., Seamless (継ぎ目なし); Sol., Solution (固溶化); treat., treated (処理); Wld., Welded (溶接)

(b)

この表において、各温度の中間における許容引張応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(c)

削除

(d)

削除

(e)

時間依存の特性から得られた応力値は書体を変えている (Note T1-T20 参照)。

(f)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SB-407/SB-407M) のように2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。例えば、SB-407M Grade N08800 が建設で使われる場合に SB-407M Grade N08800 示されている値を使う。

(g)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(h)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 一般的な要件

G1

1700 kPa (208°C) の蒸気に対して、200°C に対する値を使うことができる。

G2

550°C を超える温度ではこれらの応力値は炭素含有量が 0.04%を超える場合にのみ適用する。

G3

全体にわたって高品質な鋳造であるという証明書がないかぎり、この表の 80%を超える値を使うことはできない。弁と継手が認証された規格を適用して製作されているということを意味していない。

G4

825°C を超えると、クリープ損傷、熱ラチェットと環境の影響が著しく重大な損傷モードをもたらすので、設計で考慮しなければならない。

G5

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 662/3%を超えているが、当該温度の 90%の降伏点を超えることはない。 これらの応力を使うと永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Section III の適用に際して、Table Y-1 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y-2 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G6

外圧に対する最大温度は 175ºC を超えないこと。

G7

175°C 未満のすべての温度に対して 175ºC の線図を用いる。

G8

溶接金属の強度制限から 828 MPa 最小引っ張り強さに基づいた材料の応力とする。

G9

150°C までの温度で Fig. NFC-6 を使うこと。150°C より高く 200°C までの温度では Fig. NFC-3 の 315°C 線図を使うこと。外圧に対する最大温度は 200°C を超えないこと。

G10

外圧に対する最大温度は 225°C を超えないこと。

G11

参照される外圧チャートの適用範囲は 375°C の温度までである。

G12

参照される外圧チャートの適用範囲は 425°C の温度までである。

G13

Section VIII と XII の適用に際して、補強リングの材料は棒材料の外圧チャートを使うこと。

G14

Section VIII の適用に際して、この材料の最大引っ張り許容応力に対して 0.85 の係数を適用している。 表にある数値を 0.85 で除して最大許容長手引っ張り応力とする。

G15

鋳造品ではこれらの応力値に Section III, ND-3115、Section VIII, Division 1, UG-24、Section XII, TM-190 で規定される品質係数を適用する。弁と継手が認証された規格を適用して製作されているということを意味していない。

G16

示されている許容応力は対応する母材材料の 90%である。

G17

銅-シリコン合金鋼はある温度下である種の媒体に暴露された場合に適しないことがある。特に、100°C を超える温度の蒸気には適していない。選択した合金鋼が運転に適しているかに注意すること。

G18

応力腐食割れでの圧力容器の損傷に起因する短期的な不測の危険のため、次のことが適切である。これらの材料は、応力腐食割れに関する危険がない通常の広く知られた腐食環境で、エンジニアリングの判断で使用する場合に適している。

G19

応力と腐食環境のすべての組み合わせでの応力腐食割れを完全に回避できる合金鋼はないので、材料提供者と協議すること。参考資料は次のとおりである: (1) Stress Corrosion Cracking Control Measures B.F. Brown, U.S. National Bureau of Standards (1977), available from NACE, Texas; (2) The Stress Corrosion of Metals, H.L. Logan, John Wiley and Sons, New York, 1966.

G20

板のみ。

G21

過度の焼き戻しは逆にクリープ破壊温度息に影響を与えるので、最大運転温度を 250°C とした。

G22

Section IX, QW-462.1に従った縮小引っ張り試験片の最小引っ張り強さは 760 MPa 未満とする。

G23

この合金鋼は 550°C から 750°C の温度範囲で暴露した後で常温での衝撃値が著しく低下する。

G24

応力緩和焼き戻し (T351, T3510, T3511, T451, T4510, T4511, T651, T6510, T6511) では、基本焼き戻しの材料の応力値を使うこと。

G25

13mm 以上の板引っ張り試験片はクラッド鋼を含まない母材からの機械加工とする。したがって、13mm 未満の厚さの許容応力を使うこと。

G26

13mm 以上の板引っ張り試験片はクラッド鋼を含まない母材からの機械加工とする。したがって、示されている許容応力は同じ厚さの母材の 90%である。

G27

固溶化熱処理された N06022 合金鋼は 550°C から 675°C の温度範囲で暴露した後で、常温での衝撃値が著しく低下する。

G28

外圧設計では、最大設計温度は 550°C までとする。

G29

900°C を超える温度での最大許容応力値は 9.7 MPa (927°C)、7.6 MPs (954°C)、5.0 MPa (982°C) とする。

G30

900°C を超える温度での最大許容応力値は 5.0 MPa (925°C)、4.0 MPa (950°C)、3.2 MPa (975°C)、2.6 MPa (1000°C) とする。最大使用温度は 982°C とする。1000°C の値は補間の目的でのみ用意されている。

G31

900°C を超える温度での最大許容応力値は 7.8 MPa (925°C)、5.2 MPa (950°C)、3.5 MPa (975°C)、2.4 MPa (1000°C) とする。最大使用温度は 982°C とする。1000°C の値は補間の目的でのみ用意されている。

G32

900°C を超える温度での最大許容応力値は 6.6 MPa (925°C)、4.4 MPa (950°C)、2.9 MPa (975°C)、2.0 MPa (1000°C) とする。最大使用温度は 982°C とする。1000°C の値は補間の目的でのみ用意されている。

G33

外圧チャート NFN-2 は 205°C から 315°C までの温度で使用される。

G34

固溶化熱処理された N06025 合金鋼は 650ºC から 760ºC の温度範囲で暴露した後で、常温での破断延性が著しく低下する。

G35

外圧設計では、最大設計温度は 650ºC までとする。

G36

Section I の使用に際して y 値 (Section I, PG-27.4.6 参照) は次のようにする: 566°C 以下は 0.4; 593°C は 0.5; 621°C 以上は 0.7。

G37

900°C を超える温度での最大許容応力値は 3.4 MPa (925°C)、2.6 MPa (950°C)、2.6 MPa (975°C)、2.3 MPa (1000°C) とする。最大使用温度は 982°C とする。1000°C の値は補間の目的でのみ用意されている。

G38

900°C を超える温度での最大許容応力値は 2.9 MPa (925°C)、2.5 MPa (950°C)、2.2 MPa (975°C)、2.0 MPa (1000°C) とする。最大使用温度は 982°C とする。1000°C の値は補間の目的でのみ用意されている。

G39

204°C での最大許容応力値は 29.6 MPa とする。

G40

204°C での最大許容応力値は 17.9 MPa とする。

G41

より高い値を使うことを裏付けるデータがないので、一覧のすべての許容応力は焼きなまし焼き戻し調質処理と等しい組合せになります。

注記 - 熱処理の要件

H1

550°C を超える温度では、これらの応力値は材料が材料仕様で規定された最低温度 1040°C で過熱され固溶化熱処理された炭素含有量 0.04%以上の場合に使うことができる。

H2

550°C を超える温度で、最低温度 1040°C で加熱熱処理され、水冷あるいは空冷で焼き入れされる場合にこの応力強さが適用される。

H3

Section I の適用に際して、冷間引き抜き管あるいはチューブは最低温度 1038°C で過熱され固溶化熱処理を行う。

H4

940°C から 995°C の温度で安定化熱処理された材料とする。

注記 – 時間依存性特性 [一般的な注記 (e) 参照]

T1

125°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T2

150°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T3

175°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T4

205°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T5

260°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T6

290°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T7

315°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T8

400°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T9

425°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T10

455°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T11

480°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T12

510°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T13

540°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T14

565°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T15

595°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T16

620°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T17

650°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T18

675°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T19

450ºC 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T20

200°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。注記 - 溶接の要件

T21

225°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

注記 - 溶接の要件

W1

溶接とろう付けは認めらない。

W2

Section VIII の適用に際して、UNF-56(d) が非溶接構造に適用される。

W3

溶接とろう付構造に対して、O (焼きなまし) 焼き戻しした材料の応力値を使うこと。

W4

溶接あるいは熱切断した場合に、この材料の応力値は適用できない。

W5

S 値は長手方向溶接効率を考慮していない。Section III の適用に際して、NC-2550 に従ってフィラー材のない溶接には超音波試験、放射線試験、あるいは渦流試験を行い、長手溶接効率が 1.0 となるようにする。NC-2560 の要求事項に適合するフィラー材のある溶接は長手溶接効率が 1.0 となる。他の長手溶接効率は次による:

  • フィラー材のある片側突合せ溶接、0.80

  • フィラー材のない片側または両側突合せ溶接、0.85

  • フィラー材のある両側突合せ溶接、0.90

  • 放射線または超音波検査を行った片側あるいは両側突合せ溶接、1.00

W6

溶接管あるいはチューブの製造でフィラー材を使用してはならない。

W7

減少した断面の引っ張り試験片の強度は品質溶接手順が要求される。Section IX, QW-150 を参照のこと。

W8

削除

W9

5356、5556 のフィラー材ですべての厚さ、あるいは 404、5554 のフィラー材で厚さ 10 mm 以下の溶接では NFA-12 を使うこと。4043、5554 のフィラー材で厚さ 10 mm を超える溶接では NFA-13 を使うこと。

W10

溶接とろう付構造に対して、溶接後に焼きなましした (WO61) 焼き戻し材料の応力値を使うこと。

W11

これらの最大許容応力は溶接とろう付構造に使うこと。

W12

S の値は溶接効率を考慮していない。Section VIII, Division 1 と Section XII の適用に際して、フィラー材を使用しない溶接は表中の値を 0.85倍すること。フィラー材を使用した場合には Section VIII, Division 1, UW-12 あるいは Section XII, TW-130.4 を確認して適用すること。

W13

650°C 以上の温度での運転では応接の溶着金属は母材と同じ公称化学組成とする。

W14

非溶接構造とする。

W15

Section VIII および XII の適用に際して、非溶接構造とする。

Division 1 で廃止された 材料注記

1943年度版注記

(a)

単純せん断における許容ワーキング応力 = 与えられた値の 0.8 倍

(b)

複合せん断における許容ワーキング応力 = 与えられた値の 1.6 倍

(c)

支圧における許容ワーキング応力 = 与えられた値の 1.8 倍

(d)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(e)

700 F の温度を超える値は焼きなまし鋼に基づいている。

1

温度が 750 F の温度を超えず、厚さが 3/4 in. を超えない板に制限される。

2

設計で許容される引っ張り強さの最大値は 55,000 psi とする。

3

現状では、750 F の温度を超えない温度に制限される。

4

継ぎ目なし鋼管あるいはチューブ、あるいは電気溶融溶接管が 750 F を超えて使うことができる。

5

450 F の温度を超えない温度に制限される。

6

750 F の温度を超えない温度に制限される。

7

850 F の温度を超えない温度に制限される。

1952年度版注記

(a)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

1

Par. UG-6 参照。

2

この仕様のフランジ品質は 850 F を超えて使用してはならない。

3

SA-283, Grade D. と SA-7 を除いて、この応力値は規定最小引っ張り強さの 1/4 に品質係数 0.92 を乗じた値である。

4

850 F の温度を超える運転温度では 0.19%以上のシリコンを含むキルド鋼の使用が推奨される。大量のアルミニウムで脱酸されたキルド鋼とリムド鋼は 850 F を超える温度で優れたクリープと破断強度特性を持っている場合があるが、表中の値はこれより幾分小さな値となっている。

5

650 F から 1000 F の間の温度では、Specification SA-201, Grade B の応力値は高い温度での試験データが明らかになるまで使用することができる。

6

シリコンキルド鋼のみが 900 F の温度を超えて使用することができる。

7

これらの応力値に Par. UG-24 で規定される品質係数が適用される。

8

これらの応力値は焼きならしと引き抜き材にのみ適用する。

9

これら応力値は強度のみを考慮して平均的な運転に対して満足できるように規定されている。再締め付けをしない長期使用のボルト締付け継手に対して漏洩防止のためには、フランジとボルトの可とう性と対応するリラクゼーションからより低い値が必要となる場合がある。

10

—20 から 400 F までの温度で、応力値は規定最小引張り強さの 20%あるいは規定降伏点の 25%のいずれか小さい値とする。

11

450 F の温度を超えて使用できない。許容応力は 7000 psi である。

12

750 F から 1000 F までの温度で、Specification SA-212, Grade B の応力値は高い温度での試験データが明らかになるまで使用することができる。

13

鋼が Specification SA-300 に一致する場合で -20 から 650 F に対する欄で与えられた —20 F 未満の温度での応力値を使う。

1965年度版注記:(TABLE UCS-23)

(a)

合わせボルト、リベットあるいは同様の面積を減少させずに損傷するような当該せん断部材は表の値の 0.80 倍に低減する制限を設ける。

(b)

支圧応力は表の値の 1.60 倍に制限する。

(c)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

1

Par. UCS-6(b) 参照。

2

この仕様のフランジ品質は 850 F を超えて使用してはならない。

3

SA-283, Grade D. と SA-7、SA-36 を除いて、この応力値は規定最小引っ張り強さの 1/4 に品質係数 0.92 を乗じた値である。

4

850 F の温度を超える運転温度では 0.10%以上のシリコンを含むキルド鋼の使用が推奨される。大量のアルミニウムで脱酸されたキルド鋼とリムド鋼は 850 F を超える温度で優れたクリープと破断強度特性を持っている場合があるが、表中の値はこれより幾分小さな値となっている。

5

650 F から 1000 F の間の温度では、Specification SA-201, Grade B の応力値は高い温度での試験データが明らかになるまで使用することができる。

6

シリコンキルド鋼のみが 900 F の温度を超えて使用することができる。

7

これらの応力値に Par. UG-24 で規定される品質係数が適用される。

8

これらの応力値は焼きならしと引き抜き材にのみ適用する。

9

これら応力値は強度のみを考慮して平均的な運転に対して満足できるように規定されている。再締め付けをしない長期使用のボルト締付け継手に対して漏洩防止のためには、フランジとボルトの可とう性と対応するリラクゼーションからより低い値が必要となる場合がある。

10

—20 から 400 F までの温度で、応力値は規定最小引張り強さの 20%あるいは規定降伏点の 25%のいずれか小さい値とする。

11

450 F の温度を超えて使用できない。許容応力は 7000 psi である。

12

750 F から 1000 F までの温度で、Specification SA-212, Grade B の応力値は高い温度での試験データが明らかになるまで使用することができる。

13

鋼が Specification SA-300 に一致する場合で -20 から 650 F に対する欄で与えられた —20 F 未満の温度での応力値を使う。

15

400 F 未満の温度では、応力値は規定最小引っ張り強さの 20 %に等しい。

19

これらの許容応力値は構造材と棒に適用する。

20

適用する仕様に従って、応力値は焼きならし、焼きならし焼き戻しあるいはオイル焼き入れと焼き戻し材にのみ適用する。

21

適用する仕様に従って、応力値は焼き入れと焼き戻し材にのみ適用する。

22

Part UF に記述されている補修あるいは非耐圧部材を除いて溶鋼分析値(とりべ分析値)により炭素含有量が 0.35%を超えると溶接は認められない。

23

液焼き入れと焼き戻し材の溶接とろう付けは認められない。

24

最大許容応力値は次のとおりとする。:

グレード

液焼き入れと焼き戻し温度 (-20 から 200F)

液焼き入れと焼き戻し温度を除く (-20 から 200F)

I

15,000

15,000

II

18,750

18,750

III

22,500

22,500

IV

26,250

26,250

V(A,B&E)

30,000

V(C&D)

30,000

25

Par. UCS-6 (c) 参照。

26

この材料は 0.58 in. を超えて使用しない。

1965年度版注記:(TABLE UHA-23)

1

幾分かの変形が許容できる場合に、材料の比較的低い降伏点によって 200 から 1050F までの温度でのより高い応力値が規定されている。上記の範囲でのこの応力値は 62 1/2 %を超えているが当該温度の 90%の降伏点を超えるとはない。フランジ継手あるいは配管にこれらの応力を使うことは推奨されない。

2

鋼材が長期に結晶粒径が ASTM No. 6 よりも細かくならないことが保証されていれば、1050F 以上の温度でのこれらの応力値の使用が認められる。

3

鋼材の結晶粒径が管理されていない場合に、これらの応力値は基本的な値とみなされる。

4

これらの応力値は継手効率 0.85 を乗じた基本的な値である。

5

これら応力値は強度のみを考慮して平均的な運転に対して満足できるように規定されている。再締め付けをしない長期使用のボルト締付け継手に対して漏洩防止のためには、フランジとボルトの可とう性と対応するリラクゼーションからより低い値が必要となる場合がある。

6

これらの応力値に Par. UG-24 で規定される品質係数が適用される。

7

これらの応力値は炭化物溶融処理された材料に適用される。

8

100F 未満の温度では、応力値は規定最小引っ張り強さの 20%に等しい。

9

この鋼は 800F の高温の運転後に脆化を伴うことがある。結局、モニタリングされない限り高温での使用は推奨されない。

10

1000F を超える温度ではこれらの応力値は炭素含有量が 0.04%を超える場合にのみ適用する。

11

800F を超える温度ではこれらの応力値は炭素含有量が 0.04%を超える場合にのみ適用する。

12

これらの許容応力値は厚さ5inを超える鍛造品に適用する。

1974年度版注記

(a)

合わせボルト、リベットあるいは同様の面積を減少させずに損傷するような当該せん断部材は表の値の 0.80 倍に低減する制限を設ける。

(b)

支圧応力は表の値の 1.60 倍に制限する。

(c)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

1

UCS-6(b) 参照。

3

SA-283, Grade D と SA-36 を除いて、この応力値は規定最小引っ張り強さの 1/4 に品質係数 0.92 を乗じた値である。

4

850 F の温度を超える運転温度では 0.10%以上のシリコンを含むキルド鋼の使用が推奨される。大量のアルミニウムで脱酸されたキルド鋼とリムド鋼は 850 F を超える温度で優れたクリープと破断強度特性を持っている場合があるが、表中の値はこれより幾分小さな値となっている。

5

650 F から 1000 F の間の温度では、Specification SA-201, Grade B の応力値は高い温度での試験データが明らかになるまで使用することができる。

6

シリコンキルド鋼のみが 850 F の温度を超えて使用することができる。

7

鋳造品ではこれらの値に UG-24 で規定される品質係数を適用する。

8

これらの応力値は焼きならしと引き抜き材にのみ適用する。

9

これら応力値は強度のみを考慮して平均的な運転に対して満足できるように規定されている。再締め付けをしない長期使用のボルト締付け継手に対して漏洩防止のためには、フランジとボルトの可とう性と対応するリラクゼーションからより低い値が必要となる場合がある。

11

450 F の温度を超えて使用できない。許容応力は 7000 psi である。

12

750 F から 1000 F の間の温度では、Specification SA-515, Grade 70 の応力値は高い温度での試験データが明らかになるまで使用することができる。

13

鋼が Supplement (5)SA-20 に一致する場合で -20 から 650 F に対する欄で与えられた —20 F 未満の温度での応力値を使う。

15

400 F 未満の温度では、応力値は規定最小引っ張り強さの 20 %に等しい。

19

これらの許容応力値は構造材と棒に適用する。

20

適用する仕様に従って、応力値は焼きならし、焼きならし焼き戻しあるいはオイル焼き入れと焼き戻し材にのみ適用する。

21

適用する仕様に従って、応力値は焼き入れと焼き戻し材にのみ適用する。

22

Part UF に記述されている補修あるいは非耐圧部材を除いて溶鋼分析値 (とりべ分析値) により炭素含有量が 0.35%を超えると溶接は認められない。

23

液焼き入れと焼き戻し材の溶接とろう付けは認められない。

24

最大許容応力値は次のとおりとする。:

グレード

焼き入れ、焼き入れと焼き戻し

液焼き入れと焼き戻し

-20 から 650

-20 から 100

200

300

400

500

600

650

I

15,000

15,000

15,000

II

18,750

18,750

18,750

III

22,500

22,500

22,500

IV

26,250

26,250

25,050

24,600

24,600

24,600

24,600

24,600

VA

30,000

28,850

28,850

28,850

28,850

28,850

28,850

VB

30,000

29,050

28,500

28,500

28,200

27,800

26,750

VE

30,000

29,800

28,700

28,700

28,700

28,700

27,500

VC&D

30,000

30,000

VIII

33,700

32,300

32,100

31,900

31,600

31,400

30,000

26

この材料は 0.58 in. を超えて使用しない。

27

800F を超える温度での長期間の使用に際して、炭素鋼の炭化物層は黒鉛に変化することがある。

28

875F を超える温度での長期間の使用に際して、炭素モリブデン鋼の炭化物層は黒鉛に変化することがある。

29

この材料は 0.375 in. を超えて使用しない。

30

応力が示されている温度以上では、焼きなましした板で許容応力を使用する。

31

UHT-81 の要求事項に従って製作者が熱処理を行なわなければならない。

32

Section IX, QW-250 変数 QW404.12、QW406.3、QW407.2、QW-422 の QW-409.1 がこの材料に適用される。これらの変数は Division I, Part UF 溶接規則に従って適用される。

ASME Section VIII, Division 2, Class 1 Material Notes for Table 2A (フェライト系材料) - 従来単位

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: Smls., Seamless (継ぎ目なし); Temp., Temperature (温度); Wld., Welded (溶接)

(b)

健全な運転実績に基づく応力値は書体を変えている (Note E1 と E2 参照)。

(c)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SA-516/SA-516M のように 2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。例えば、SA-516M Grade 485 が建設で使われる場合に SA-516 Grade 70 に示されている値を使う。

(d)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(e)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(f)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 実績基準

E1

650°F 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E2

700°F 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E3

850°F 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E4

900°F の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

注記 - 一般的な要件

G1

Class 10、13、20、23、30、33、40、43、50、53 に一致する材料は使用できない。

G2

Class 11 あるいは 12 に一致する材料は使用できない。

G3

材料の呼び厚さが ¾ in. を超える Class 11、12 に一致する材料は使用できない。

G4

材料の呼び厚さが 1¼ in. を超える Class 11、12 に一致する材料は使用できない。

G5

Section III の適用に際してはこの材料に製品分析が要求される。

G6

最小許容温度が +40°F の SA-723 は使用できない。

G7

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に、当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 66 2/3%を超えているが、当該温度の 90%の降伏点を超えることはない。これらの応力を使うと、永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。 Table Y-2 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y-1 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G8

高温での暴露の後で常温での衝撃値が著しく低下する。脆性の程度は化学組成、熱処理と高温作用時間に依存する。T問題となる温度は最低で 500°F である。Appendix A, A-360 を参照のこと。

G9

1000°F を超える温度で、炭素含有量は 0.04%以上であり場合の応力強さの値である。1000°F を超える場合にこの注記が適用される。

G10

1000°F を超える温度で、最低温度 1900°F で加熱熱処理され、水冷あるいは空冷で焼き入れされる場合にこの応力強さが適用される。1000°F を超える場合にこの注記が適用される。

G11

鋼材が長期に結晶粒径が ASTM No. 6 よりも細かくならないことが保証されていれば、1050°F 以上の温度でのこれらの応力値の使用が認められる。 1000°F を超える場合にこの注記が適用される。

G12

鋼材の結晶粒径が管理されていない場合に、これらの応力強さ値は基本的な値とみなされる。

G13

この鋼はやや高温の運転後に脆性破壊を伴うことがある。Appendix A, A-340 A-360 を参照のこと。

G14

規定最小値を超えてすべての鍛造品の最大引っ張り強さは 25 ksi を超えてはならない。

G15

SA-387 Grade 12 Class 1 の板から製作。

G16

SA-387 Grade 12 Class 2 の板から製作。

G17

応力強さの値を得るために引っ張り強さに 4 の係数が使用されていた。

G18

この材料には設計応力強さに継手効率 0.85 が適用されている。

G19

規定最小値を超えて引っ張り強さは 20,000 psi を超えてはならない。

G20

Section VIII の適用に際して、SA–723 は Section VIII, Division 2, 6.7.6.3(b) での要求が適用されない。個々のブリンネル硬度の平均は引っ張り強さでのブリンネル硬度の 10%未満ではあってならないし、25%を超えてはならない。

G21

Section VIII, Division 2, 3.4 を参照。

注記 – 熱処理の要件

H1

焼きなまし。

H2

1200°F での焼き入れ・焼き戻し。Notes – Size Requirements

H3

Section III の適用に際して、最終的な焼き戻し温度より 25°F 以下の焼き入れ焼き戻し成型の部品では 3%を超える繊維ひずみが形成される場合に熱処理が行われる。熱処理は最低 1075°F の温度で行うが、最終焼き戻し温度より 25°F 低い温度以上になってはならない。この場合、厚さインチごとに 1時間の最低保持時間とする。焼き戻し温度の 25°F 以内の高い温度で成型された部品は容器に溶接する前後に焼き戻しが必要となる。

H4

液焼き入れと焼き戻し。

H5

焼きならし、焼き慣らし焼き戻し、焼き入れ焼き戻し。

H6

Section VIII で成型後あるいは溶接後に熱処理を行う場合に適用する。Section VIII, Division 2, Table 6.15 を参照のこと。

注記 - サイズ要件

S1

鍛造品の最大厚さは 3¾ in. を超えないこと。(熱処理を行った場合は 4 in. まで).

S2

NPS 8 以上、かつ Schedule 140 以上。

S3

耐圧部品の最小厚さは ¼ in. とする。

S4

Section III の適用に際して、胴、鏡とその他の耐圧部品の最小厚さは ¼ in. とする。最大厚さは規定機械的性質によって制限される。

S5

NPS 8 以上でスケジュール 140 未満の肉厚、あるいは NPS 8 未満のすべての肉厚のいずれか。

S6

焼ならし焼戻し鍛造の最大厚さは 3 in. を超えてはならない。焼き入れ焼き戻し材の最大厚さは 5 in. とする。

注記 - 溶接の要件

W1

非溶接構造とする。

W2

850ºF を超える温度での溶接施工では、溶接金属は炭素含有量を 0.05%以上とする。

W3

Section IX, QW-250 に加えて、次の基本変数を溶接手順で考慮すること。

  • 規定余熱の最大値の増加あるいは最小値の減少、あるいは内部パスの温度。余熱の規定温度範囲は 150ºF を超えないこと。

  • 溶接手順品質試験での試験片の厚さTの変化は次の通りとする:

    1. 溶接後の焼き入れ焼き戻しを行う溶接継手では肉厚を増加する。すべてのケースで保障される最小厚さは ¼ in. である。

    2. 溶接後の焼き入れ焼き戻しを行わない溶接継手では次の通りとする: (a) 5/8 in. 未満の T では、厚さを減少する。保証される最大厚さは 2Tである。 (b) 5/8 in. 以上の T では、厚さは 5/8 in. から 2T の範囲とする。

W4

Section IX の減少した断面での引っ張り強さが 100 ksi 未満で 95 ksi 未満でない場合の溶接

W5

Section VIII の適用に際して、Section VIII, Division 2, Part 6 に記述されている溶接種類を除いて溶鋼分析値 (とりべ分析値) により炭素含有量が 0.35%を超えると溶接は認められない。

W6

Section VIII の適用に際して、Section IX, QW–250 変数 QW–404.12、QW–406.3、QW–407.2、QW–409.1 がこの材料に適用される。これらの変数は Section VIII, Division 2, Part 6 溶接規則に従って適用される。

W7

非溶接あるいは Section IX の減少した断面での引っ張り強さが 100 ksi 未満でない場合の溶接

ASME Section VIII, Division 2, Class 1 Material Notes for Table 2A (フェライト系材料) - メトリック単位

(a)

次の省略記号を使用している: Smls., Seamless (継ぎ目なし); Temp., Temperature (温度); Wld., Welded (溶接)

(b)

健全な運転実績に基づく応力値は書体を変えている (Note E1 と E4 参照)。

(c)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SA-516/SA-516M のように 2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。例えば、SA-516M Grade 485 が建設で使われる場合に SA-516 Grade 70 に示されている値を使う。

(d)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(e)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(f)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。注記 - 実績基準

E1

350ºC 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E2

375ºC 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E3

450°C 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E4

475°C の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。注記 - 一般的な要件

G1

Class 10、13、20、23、30、33、40、43、50、53 に一致する材料は使用できない。

G2

Class 11 あるいは 12 に一致する材料は使用できない。

G3

材料の呼び厚さが 19 mm を超える Class 11、12 に一致する材料は使用できない。

G4

材料の呼び厚さが 32 mm を超える Class 11、12 に一致する材料は使用できない。

G5

Section III の適用に際してはこの材料に製品分析が要求される。

G6

最小許容温度が +5°C の SA-723 は使用できない。

G7

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 66-2/3%を超えているが当該温度の 90%の降伏点を超えるとはない。これらの応力を使うと永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Table Y-2 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y-1 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G8

高温での暴露の後で常温での衝撃値が著しく低下する。脆性の程度は化学組成、熱処理と高温作用時間に依存する。問題となる温度は最低で 250°C である。Appendix A, A-207 を参照のこと。

G9

550ºC を超える温度で、炭素含有量は 0.04%以上であり場合の応力強さの値である。550ºC を超える場合にこの注記が適用される。

G10

550°C を超える温度で、最低温度 1040°C で加熱熱処理され、水冷あるいは空冷で焼き入れされる場合にこの応力強さが適用される。550ºC を超える場合にこの注記が適用される。

G11

鋼材が長期に結晶粒径が ASTM No. 6 よりも細かくならないことが保証されていれば、575°C 以上の温度でのこれらの応力値の使用が認められる。550°C を超える場合にこの注記が適用される。

G12

鋼材の結晶粒径が管理されていない場合に、これらの応力強さ値は基本的な値とみなされる。

G13

この鋼はやや高温の運転後に脆性破壊を伴うことがある。Appendix A, A-207 と A-208 を参照のこと。

G14

すべての鍛造品の規定最小引っ張り強さは 175 MPa を超えない。

G15

SA-387 Grade 12 Class 1 の板から製作。

G16

SA-387 Grade 12 Class 2 の板から製作。

G17

応力強さの値を得るために引っ張り強さに 4 の係数が使用されていた。

G18

この材料には設計応力強さに継手効率 0.85 が適用されている。

G19

規定最小値を超えて引っ張り強さは 140 MPa を超えてはならない。

G20

Section VIII の適用に際して、SA–723 は Section VIII, Division 2, 6.7.6.3(b) での要求が適用されない。個々のブリンネル硬度の平均は引っ張り強さでのブリンネル硬度の 10%未満ではあってならないし、25%を超えてはならない。

G21

Section VIII, Division 2, 3.4 を参照のこと。Notes - Heat Treatment Requirements

H1

焼きなまし。

H2

650°C での焼き入れ・焼き戻し。Notes - Size Requirements

H3

Section III の適用に際して、最終的な焼き戻し温度より 15°C 以下の焼き入れ焼き戻し成型の部品では 3%を超える繊維ひずみが形成される場合に熱処理が行われる。熱処理は最低 580ºC の温度で行うが、最終焼き戻し温度より 15ºC 低い温度以上になってはならない。この場合、厚さ 25 mm ごとに 1時間の最低保持時間とする。焼き戻し温度の 15ºC 以内の高い温度で成型された部品は容器に溶接する前後に焼き戻しが必要となる。

H4

液焼き入れと焼き戻し。

H5

焼きならし、焼きならし焼き戻し、焼き入れ焼き戻し。

H6

Section VIII で成型後あるいは溶接後に熱処理を行う場合に適用する。P-No. 10K, Group No. 1 の材料は Section VIII, Division 2, Table 6.15 を参照のこと。

S1

鍛造品の最大厚さは 95 mm を超えないこと。(熱処理を行った場合は 100 mm まで)。

S2

DN 200 以上、かつ Schedule 140 以上。

S3

耐圧部品の最小厚さは 6 mm とする。

S4

Section III の適用に際して、胴、鏡とその他の耐圧部品の最小厚さは 6mm とする。最大厚さは規定機械的性質によって制限される。

S5

DN 200 以上でスケジュール 140 未満の肉厚、あるいは DN 200 未満のすべての肉厚のいずれか。

S6

焼ならし焼戻し鍛造の最大厚さは 75mm を超えてはならない。焼き入れ焼き戻し材の最大厚さは 125mm とする。注記 - 溶接の要件

W1

非溶接構造とする。

W2

450ºC を超える温度での溶接施工では、溶接金属は炭素含有量を 0.05%以上とする。

W3

Section IX, QW-250 に加えて、次の基本変数を溶接手順で考慮すること:

  • 規定余熱の最大値の増加あるいは最小値の減少、あるいは内部パスの温度。余熱の規定温度範囲は 85ºC を超えないこと。

  • 溶接手順品質試験での試験片の厚さTの変化は次の通りとする:

    1. 溶接後の焼き入れ焼き戻しを行う溶接継手では肉厚を増加する。すべてのケースで保障される最小厚さは 6 mm である。

    2. 溶接後の焼き入れ焼き戻しを行わない溶接継手では次の通りとする: (a) 16 mm 未満の T では、厚さを減少する。保証される最大厚さは 2Tである。 (b) 16 mm 以上の T では、厚さは 16 mm から 2T の範囲とする。

W4

Section IX の減少した断面での引張り強さが 690 MPa 未満で 655 MPa 未満でない場合の溶接。

W5

Section VIII の適用に際して、Section VIII, Division 2, Part 6 に記述されている溶接種類を除いて溶鋼分析値 (とりべ分析値) により炭素含有量が 0.35%を超えると溶接は認められない。

W6

Section VIII の適用に際して、Section IX, QW–250 変数 QW–404.12、QW–406.3、QW–407.2、QW–409.1 がこの材料に適用される。これらの変数は Section VIII, Division 2, Part 6 溶接規則に従って適用される。

W7

非溶接あるいは Section IX の減少した断面での引っ張り強さが 690 MPa 未満でない場合の溶接。

ASME Section VIII, Division 2, Class 1 Material Notes for Table 2B (非フェライト系材料) - 従来単位

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: ann., annealed (焼きなまし); fin., finished (仕上げ); rel., relieved (除去); Smls., Seamless (継ぎ目なし); Wld., Welded (溶接)

(b)

健全な運転実績に基づく応力値は書体を変えている (Note E1 と E4 参照)。

(c)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SB-407/SB-407M のように2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。たとえば、SB-407M Grade N08800 が建設で使われる場合に SB-407M Grade N08800 示されている値を使う。

(d)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(e)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(f)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 実績基準

E1

800°F の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E2

250°F 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E3

400°F 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E4

750°F 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

注記 - 一般的な要件

G1

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 662/3%を超えているが、当該温度の 90%の降伏点を超えることはない。これらの応力を使うと永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Table Y - 1 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y - 2 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G2

補強リングの材料は棒材料の外圧チャートを使うこと。

G3

SB-163 の補足的要求事項 S2 を満足すること。

G4

特別な仕様要求を必要とせず、100°F の温度の応力強さを -325°F の温度まで使うことができる。

G5

この材料には、最大設計応力強さに継手効率 0.85 が適用されている。

G6

外圧に対する最大温度は 350°F を超えないこと。

G7

これら合金は応力腐食割れでの短期的な不測の危険がある。応力腐食割れに関する危険がない通常の広く知られた腐食環境であっても、適用前に材料提供者と協議すること。

G8

特別な仕様要求を必要とせず、100°F の温度の応力強さを –452°F の温度まで使うことができる。

G9

応力緩和焼き戻し (T451, T4510, T4511, T651, T6510, T6511) では、基本焼き戻しの材料の応力値を使うこと。

G10

銅-シリコン合金鋼はある温度下である種の媒体に暴露された場合に適しないことがある。特に、212°F を超える温度の蒸気には適していない。選択した合金鋼が運転に適しているかに注意すること。

注記 - サイズ要件

S1

厚さ ≤ 0.100mm。

注記 - 溶接の要件

W1

シール溶接を除いて溶接は認められない。

W2

溶接構造では O 焼き戻し材の応力強さの値が使われる。

W3

溶接あるいは熱切断した場合に、この材料の応力強さの値は適用できない。

ASME Section VIII, Division 2, Class 1 Material Notes for Table 2B (非フェライト系材料) - メトリック単位

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: ann., annealed (焼きなまし); fin., finished (仕上げ); rel., relieved (除去); Smls., Seamless (継ぎ目なし); Wld., Welded (溶接)

(b)

健全な運転実績に基づく応力値は書体を変えている (Note E1 と E2 参照)。

(c)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SB-407/SB-407M のように2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。たとえば、SB-407M Grade N08800 が建設で使われる場合に SB-407M Grade N08800 示されている値を使う。

(d)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次のとおりとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(e)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(f)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 実績基準

E1

425°C の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E2

125°C 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E3

200°C 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E4

400°C 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

E5

150°C 以上の温度に対して、設計応力強さの値は健全な運転実績に基づいている。

注記 - 一般的な要件

G1

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 662/3%を超えているが、当該温度の 90%の降伏点を超えることはない。これらの応力を使うと永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Table Y - 1 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y - 2 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G2

補強リングの材料は棒材料の外圧チャートを使うこと。

G3

SB-163 の補足的要求事項 S2 を満足すること。

G4

特別な仕様要求を必要とせず、40°C の温度の応力強さを –200°C の温度まで使うことができる。

G5

この材料には、最大設計応力強さに継手効率 0.85 が適用されている。

G6

外圧に対する最大温度は 175°C を超えないこと。

G7

これら合金は応力腐食割れでの短期的な不測の危険がある。応力腐食割れに関する危険がない通常の広く知られた腐食環境であっても、適用前に材料提供者と協議すること。

G8

特別な仕様要求を必要とせず、40°C の温度の応力強さを –270°C の温度まで使うことができる。

G9

応力緩和焼き戻し (T451, T4510, T4511, T651, T6510, T6511) では、基本焼き戻しの材料の応力値を使うこと。

G10

銅-シリコン合金鋼はある温度下である種の媒体に暴露された場合に適しないことがある。特に、100°C を超える温度の蒸気には適していない。選択した合金鋼が運転に適しているかに注意すること。

注記 - サイズ要件

S1

厚さ ≤ 2.5 mm。

注記 - 溶接の要件

W1

シール溶接を除いて溶接は認められない。

W2

溶接構造では O 焼き戻し材の応力強さの値が使われる。

W3

溶接あるいは熱切断した場合に、この材料の応力強さの値は適用できない。

ASME Section VIII, Division 2, Class 1 Material Notes for Table 3 - 従来単位

一般的な注記

(a)

この表において,各温度の中間における許容引張応力の値は,直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(b)

削除

(c)

削除

(d)

これら応力値は強度のみの検討と平均的な運転に対して満足できるように規定されている。再締め付けをしない長期使用のボルト締付け継手に対して漏洩防止のためには、フランジとボルトのたわみと対応するリラクゼーションからより低い値が必要となる場合がある。

(e)

100°F における応力は衝撃要求事項が Section III あるいは Section VIII に適合している場合により低い温度に適用できる。

(f)

350 HB を超えるビッカース硬さ試験値を持つボルトに対して、温度のある条件で、あるいは環境または疲労条件で、このような高い硬さのボルトは応力腐食割れの可能性を検討すべきである。

(g)

次の省略記号を使用している: Ann., Annealed (焼きなまし); ann., annealed (焼きなまし); CD, Cold drawn (冷間引抜き); fin., finished (仕上げ); rel., relieved (除去); str., stress (応力); and wld., welded (溶接)

(h)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SA-193/SA-193M のように2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。例えば、SA-193M Grade B6 が建設で使われる場合に SA-193 Grade B6 に示されている値を使う。

(i)

時間依存の特性から得られた応力値は書体を変えている (Notes T1 から T12 を参照)。

(j)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(k)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 一般的な要件

G1

焼きなましされた N06625 合金鋼は 1000°F から 1400°F の温度範囲で暴露した後で、常温での衝撃値が著しく低下する。

G2

銅-シリコン合金鋼はある温度下である種の媒体に暴露された場合に適しないことがある。特に、212°F を超える温度の蒸気には適していない。オーナー、オーナーが指定したエージェント、ユーザーは選択した合金鋼が運転に適しているかに注意すること。

G3

過度の焼き戻しは逆にクリープ破壊温度域に影響を与えるので、最大運転温度を 500°F とした。

G4

この材料は 600°F で 5000時間の暴露後、650°F の短時間の暴露後に常温で衝撃値が低下する。

G5

1000°F 以上での温度では、これらの応力は熱分析で 0.04%以上の炭素含有量がある場合にのみ適用される。

G6

1000°F を超える温度で、最低温度 1900°F で加熱熱処理される場合にこの応力強さが適用される。

G7

温度のある条件で、あるいは環境または疲労条件で、このような高い硬さのボルトは応力腐食割れの可能性を検討すべきである。

G8

すべての設計温度域で、ねじ谷での最大硬さは Rockwell C35 でなければならない。硬さは、ねじ部を取り除き少なくとも ⅛ インチの平面部で測らなければならない。ただし、必要以上に平面とすることはない。硬さの決定は引っ張り試験と同じ程度で行うこと。

G9

Section VIII, Division 1 の適用に際して、補強リングの材料は棒材料の外圧チャートを使うこと。

G10

応力の解放された焼き戻し、T351、T3510、および T3511 の T3 焼き戻しに対する応力値; T451、T4510、および T4511 の T4 焼き戻しに対する応力値; T651、T6510、および T6511 の T6 焼き戻しに対する応力値が使われる。

G11

SA-574 の一括購入品目に対する試験方法、11.3 は禁止されている。

G12

このようなボルトはフランジ継手に使われるので、ボルト締め付けの緩みや関連するフランジ継手からの漏洩の可能性を低減するために、最大許容温度と最大許容応力は制限されている。

注記 - 熱処理の要件

H1

冷間引抜きの要求されるデータが発行されるまで、冷間引抜き焼き戻しの設計応力は熱間ロール特性に依存している。

注記 - 時間依存特性

T1

300°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T2

350°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T3

450°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T4

550°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T5

850°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T6

900°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T7

950°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T8

1000°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T9

1050°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T10

1100°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T11

1150°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T12

1200°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

注記 - 溶接の要件

W1

溶接、ろう付け、熱切断は禁止されている。

W2

溶接の場合、許容応力値は焼きなまし値を使用しなければならない。

W3

抵抗溶接で溶接可能。

W4

溶接あるいは熱切断した場合に、この材料の応力値は適用できない。

W5

固定装置として非構造用タック溶接を除いて、Section VIII, Division 1 では溶接は禁止されている。

ASME Section VIII, Division 2, Class 1 Material Notes for Table 3 - メトリック単位

一般的な注記

(a)

この表において,各温度の中間における許容引張応力の値は,直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次のとおりとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(b)

削除

(c)

削除

(d)

これら応力値は強度のみを考慮して平均的な運転に対して満足できるように規定されている。再締め付けをしない長期使用のボルト締付け継手に対して漏洩防止のためには、フランジとボルトのたわみと対応するリラクゼーションからより低い値が必要となる場合がある。

(e)

40°C における応力は衝撃要求事項が Section III または Section VIII に適合している場合により低い温度に適用できる。

(f)

350 HB を超えるビッカース硬さ試験値を持つボルトに対して、温度のある条件で、あるいは環境または疲労条件で、このような高い硬さのボルトは応力腐食割れの可能性を検討すべきである。

(g)

次の省略記号を使用している: Ann., Annealed (焼きなまし); ann., annealed (焼きなまし); CD, Cold drawn (冷間引抜き); fin., finished (仕上げ); rel., relieved (除去); str., stress (応力); and wld., welded (溶接)

(h)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SA-193/SA-193M のように2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。例えば、SA-193M Grade B6 が建設で使われる場合に SA-193 Grade B6 に示されている値を使う。

(i)

時間依存の特性から得られた応力値は書体を変えている (Notes T1 から T12 を参照)。

(j)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(k)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 一般的な要件

G1

焼きなましされた N06625 合金鋼は 550°C から 750°C の温度範囲で暴露した後で、常温での衝撃値が著しく低下する。

G2

銅-シリコン合金鋼はある温度下である種の媒体に暴露された場合に適しないことがある。特に、100°C を超える温度の蒸気には適していない。オーナー、オーナーが指定したエージェント、ユーザーは選択した合金鋼が運転に適しているかに注意すること。

G3

過度の焼き戻しは逆にクリープ破壊温度息に影響を与えるので、最大運転温度を 250°C とした。

G4

この材料は 325°C で 5000時間の暴露後、350°C の短時間の暴露後に常温で衝撃値が低下する。

G5

550°C 以上での温度では、これらの応力は熱分析で 0.04%以上の炭素含有量がある場合にのみ適用される。

G6

550°C を超える温度で、最低温度 1040°C で加熱熱処理される場合にこの応力強さが適用される。

G7

温度のある条件で、あるいは環境または疲労条件で、このような高い硬さのボルトは応力腐食割れの可能性を検討すべきである。

G8

すべての設計温度域で、ねじ谷での最大硬さは Rockwell C35 でなければならない。硬さは、ねじ部を取り除き少なくとも 3mmの平面部で測らなければならない。ただし、必要以上に平面とすることはない。硬さの決定は引っ張り試験と同じ程度で行うこと。

G9

Section VIII, Division 1 の適用に際して、補強リングの材料は棒材料の外圧チャートを使うこと。

G10

応力の解放された焼き戻し、T351、T3510、および T3511 の T3 焼き戻しに対する応力値; T451、T4510、および T4511 の T4 焼き戻しに対する応力値; T651、T6510、および T6511 の T6 焼き戻しに対する応力値が使われる。

G11

SA-574 の一括購入品目に対する試験方法、11.3 は禁止されている。

G12

このようなボルトはフランジ継手に使われるので、ボルト締め付けの緩みや関連するフランジ継手からの漏洩の可能性を低減するために、最大許容温度と最大許容応力は制限されている。

注記 - 熱処理の要件

H1

冷間引抜きの要求されるデータが発行されるまで、冷間引抜き焼き戻しの設計応力は熱間ロール特性に依存している。

注記 - 時間依存特性

T1

150°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T2

175°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T3

230°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T4

290°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T5

450°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T6

480°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T7

510°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T8

540°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T9

565°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T10

595°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T11

620°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T12

650°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

注記 - 溶接の要件

W1

溶接、ろう付け、熱切断は禁止されている。

W2

溶接の場合、許容応力値は焼きなまし値を使用しなければならない。

W3

抵抗溶接で溶接可能。

W4

溶接あるいは熱切断した場合に、この材料の応力値は適用できない。

W5

固定装置として非構造用タック溶接を除いて、Section VIII, Division 1 では溶接は禁止されている。

ASME Section VIII, Division 2, Class 2 Table 5A Notes (フェライト系材料)

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: NT, Normalized and tempered (焼きならし焼き戻し); QT, Quenched and tempered (焼き入れ焼き戻し); Smls., Seamless (継ぎ目なし); Temp., Temperature (温度); Wld., Welded (溶接)

(b)

時間依存の特性から得られた応力値は書体を変えている (Notes T1 から T10 を参照)。

(c)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SA-516/SA-516M のように 2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。例えば、SA-516M Grade 485 が建設で使われる場合に SA-516 Grade 70 に示されている値を使う。

(d)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(e)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(f)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 一般的な要件

G1

1000°F を超える温度では、これらの応力値は材料が材料仕様で規定された最低温度で過熱され固溶化熱処理された場合に使うことができるが、2000°F 未満であってはならないし、水による焼入れと他の手段での急速な冷却が必要である。

G2

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 662/3%を超えているが、当該温度の 90%の降伏点を超えることはない。 これらの応力を使うと永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Table Y-1 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y-2 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G3

1000°F を超える温度ではこれらの応力値は炭素含有量が 0.04%を超える場合にのみ適用する。1000°F を超える場合にこの注記が適用される。

G4

1000°F を超える温度で、最低温度 1900°F で加熱熱処理され、水冷あるいは空冷で焼き入れされる場合にこの応力強さが適用される。1000°F を超える場合にこの注記が適用される。

G5

鋼材が長期に結晶粒径が ASTM No. 6 よりも細かくならないことが保証されていれば、1050°F 以上の温度でのこれらの応力値の使用が認められる。1000°F を超える場合にこの注記が適用される。

G6

この材料には、最大設計応力強さに継手効率 0.85 が適用されている。

G7

鋼材の結晶粒径が管理されていない場合に、これらの応力値は基本的な値とみなされる。

G8

この鋼はやや高温の運転後に脆性破壊を伴うことがある。Nonmandatory Appendix A, A-207 と A-208 を参照のこと。

G9

規定最小値を超えて引っ張り強さは 20,000 psi を超えてはならない。

G10

規定最小値を超えてすべての鍛造品の最大引っ張り強さは 25 ksi を超えてはならない。

G11

SA-723 は Section VIII, Division 2, 6.7.6.3(b) での要求が適用されない。個々のブリンネル硬度の平均は引っ張り強さでのブリンネル硬度の 10%未満ではあってならないし、25%を超えてはならない。

G12

Section VIII, Division 2, 3.4 を参照。

G13

800°F を超える温度での長期間の使用に際して、炭素鋼の炭化物層は黒鉛に変化することがある。Nonmandatory Appendix A、A–201、A–202 を参照のこと。

G14

875°F を超える温度での長期間の使用に際して、炭素モリブデン鋼の炭化物層は黒鉛に変化することがある。Nonmandatory Appendix A、A–201、A–202 を参照のこと。

G15

この材料は焼き戻し脆化する場合があります。Nonmandatory Appendix A、A-203 を参照のこと。

G16

SA/EN 10028-7 で定義されているようにすべての製品形状 (C、H、P) にこの応力を適用する。

注記 – 熱処理の要件

H1

焼きなまし。

H2

焼きならし、焼きならし焼き戻し、焼き入れ焼き戻し。

H3

成型後あるいは溶接後に熱処理を行う場合に適用する。P-No. 10K, Group No. 1 材料については Section VIII, Division 2, Table 6.15 を参照のこと。

H4

液焼き入れと焼き戻し。

H7

削除

注記 - サイズ要件

S1

鍛造品の最大厚さは 33/4 in. を超えないこと。(熱処理を行った場合は 4 in. まで)

S2

焼ならし焼戻し鍛造の最大厚さは 3 in. を超えてはならない。焼き入れ焼き戻し材の最大厚さは 5 in. とする。

S3

NPS 8 以上、かつ Schedule 140 以上。

S4

NPS 8 以上でスケジュール 140 未満、あるいは NPS 8 未満のすべての肉厚のいずれか。

注記 - 時間依存特性

T1

650°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T2

700°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T3

750°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T4

800°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T5

850°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T6

900°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T7

950°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T8

1000°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T9

1050°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T10

1100°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

注記 - 溶接の要件

W1

非溶接構造とする。

W2

Section VIII, Division 2, Part 6 に記述されている溶接種類を除いて溶鋼分析値 (とりべ分析値) により炭素含有量が 0.35%を超えると溶接は認められない。

W3

非溶接あるいは Section IX の減少した断面での引っ張り強さが 100 ksi 未満でない場合の溶接。

W4

Section IX の減少した断面での引っ張り強さが 100 ksi 未満で 95 ksi 未満でない場合の溶接。

W5

850°F を超える温度での溶接施工では、溶接金属は炭素含有量を 0.05%以上とする。

W6

Section IX, QW-250 変数 QW-404.12、QW-406.3、QW-407.2、QW-409.1 がこの材料に適用される。これらの変数は Section VIII, Division 2, Part 6 溶接規則に従って適用される。

W7

Section IX, QW-250 に加えて、次の基本変数を溶接手順で考慮すること: (a) 規定余熱の最大値の増加あるいは最小値の減少、あるいは内部パスの温度。余熱の規定温度範囲は 150°F を超えないこと。(b) 溶接手順品質試験での試験片の厚さTの変化は次のとおりとする: (1) 溶接後の焼き入れ焼き戻しを行う溶接継手では肉厚を増加する。すべてのケースで保障される最小厚さは 1/4 in. である。(2) 溶接後の焼き入れ焼き戻しを行わない溶接継手では次のとおりとする: (–a) 5/8 in. 未満の T では、厚さを減少する。保証される最大厚さは 2Tである。(–b) 5/8 in. 以上の T では、厚さは 5/8 in. から 2T の範囲とする。

ASME Section VIII, Division 2, Class 2 Table 5A Notes (フェライト系材料) - メトリック単位

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: NT, Normalized and tempered (焼きならし焼き戻し); QT, Quenched and tempered (焼き入れ焼き戻し); Smls., Seamless (継ぎ目なし); Temp., Temperature (温度); Wld., Welded (溶接)

(b)

時間依存の特性から得られた応力値は書体を変えている (Notes T1 から T11 を参照)。

(c)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SA-516/SA-516M のように 2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。例えば、SA-516M Grade 485 が建設で使われる場合に SA-516 Grade 70 に示されている値を使う。

(d)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(e)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(f)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 一般的な要件

G1

550°C を超える温度で、最低温度 1095°C で加熱熱処理され、水冷あるいは空冷で焼き入れされる場合にこの応力強さが適用される。

G2

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 66-2/3%を超えているが当該温度の 90%の降伏点を超えるとはない。これらの応力を使うと永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Table Y-1 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y-2 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G3

550°C を超える温度ではこれらの応力値は炭素含有量が 0.04%を超える場合にのみ適用する。550ºC を超える場合にこの注記が適用される。

G4

550°C を超える温度で、最低温度 1040°C で加熱熱処理され、水冷あるいは空冷で焼き入れされる場合にこの応力が適用される。550ºC を超える場合にこの注記が適用される。

G5

鋼材が長期に結晶粒径が ASTM No. 6 よりも細かくならないことが保証されていれば、575°C 以上の温度でのこれらの応力値の使用が認められる。550ºC を超える場合にこの注記が適用される。

G6

この材料には、最大設計応力強さに継手効率 0.85 が適用されている。

G7

鋼材の結晶粒径が管理されていない場合に、これらの応力値は基本的な値とみなされる。

G8

この鋼はやや高温の運転後に脆性破壊を伴うことがある。Nonmandatory Appendix A, A-207 と A-208 を参照のこと。

G9

規定最小値を超えて引っ張り強さは 140 MPa を超えてはならない。

G10

すべての鍛造品の規定最小引っ張り強さは 175 MPa を超えない。

G11

SA-723 は Section VIII, Division 2, 6.7.6.3(b) での要求が適用されない。個々のブリンネル硬度の平均は引っ張り強さでのブリンネル硬度の 10%未満ではあってならないし、25%を超えてはならない。

G12

Section VIII, Division 2, 3.4 を参照。

G13

425°C を超える温度での長期間の使用に際して、炭素鋼の炭化物層は黒鉛に変化することがある。Nonmandatory Appendix A、A–201、A–202 を参照のこと。

G14

475°C を超える温度での長期間の使用に際して、炭素モリブデン鋼の炭化物層は黒鉛に変化することがある。

G15

この材料は焼き戻し脆化する場合があります。Nonmandatory Appendix A、A-203 を参照のこと。

G16

SA/EN 10028-7 で定義されているようにすべての製品形状 (C、H、P) にこの応力を適用する。

注記 – 熱処理の要件

H1

焼きなまし。

H2

焼きならし、焼きならし焼き戻し、焼き入れ焼き戻し。

H3

成型後あるいは溶接後に熱処理を行う場合に適用する。P-No. 10K, Group No. 1 材料については Section VIII, Division 2, Table 6.15 を参照のこと。

H4

液焼き入れと焼き戻し。

H7

削除

注記 - サイズ要件

S1

鍛造品の最大厚さは 95 mm を超えないこと。(熱処理を行った場合は 100mm まで)。

S2

焼ならし焼戻し鍛造の最大厚さは 75mm を超えてはならない。焼き入れ焼き戻し材の最大厚さは 125mm とする。

S3

DN 200 以上、かつ Schedule 140 以上。

S4

DN 200 以上でスケジュール 140 未満の肉厚、あるいは DN 200 未満のすべての肉厚のいずれか。

注記 - 時間依存特性

T1

350°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T2

375°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T3

400°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T4

425°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T5

450°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T6

475°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T7

500°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T8

525°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T9

550°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T10

575°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T11

600°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

注記 - 溶接の要件

W1

非溶接構造とする。

W2

Section VIII, Division 2, Part 6 に記述されている溶接種類を除いて溶鋼分析値 (とりべ分析値) により炭素含有量が 0.35%を超えると溶接は認められない。

W3

非溶接あるいは Section IX の減少した断面での引っ張り強さが 690 MPa 未満でない場合の溶接。

W4

Section IX の減少した断面での引張り強さが 690 MPa 未満で 655 MPa 未満でない場合の溶接。

W5

450°C を超える温度での溶接施工では、溶接金属は炭素含有量を 0.05%以上とする。

W6

Section IX, QW-250 変数 QW-404.12、QW-406.3、QW-407.2、QW-409.1 がこの材料に適用される。これらの変数は Section VIII, Division 2, Part 6 溶接規則に従って適用される。

W7

Section IX, QW-250 に加えて、次の基本変数を溶接手順で考慮すること:

  1. 規定余熱の最大値の増加あるいは最小値の減少、あるいは内部パスの温度。余熱の規定温度範囲は 85°C を超えないこと。

  2. 溶接手順品質試験での試験片の厚さTの変化は次の通りとする:

    1. 溶接後の焼き入れ焼き戻しを行う溶接継手では肉厚を増加する。すべてのケースで保障される最小厚さは 6mm である。

    2. 溶接後の焼き入れ焼き戻しを行わない溶接継手では次の通りとする: (–a) 16mm 未満の T では、厚さを減少する。保証される最大厚さは 2Tである。(–b) 16mm 以上の T では、厚さは 16mm から 2T の範囲とする。

ASME Section VIII, Division 2, Class 2 Table 5B Notes (非フェライト系材料)

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: ann., annealed (焼きなまし); extr., extruded (押し出し); fin., finished (仕上げ); rel., relieved (除去); Smls., Seamless (継ぎ目なし); Wld., Welded (溶接)

(b)

時間依存の特性から得られた応力値は書体を変えている (Notes T1 から T14 を参照)。

(c)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SB-407/SB-407M) のように2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。例えば、SB-407M Grade N08800 が建設で使われる場合に SB-407M Grade N08800 示されている値を使う。

(d)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(e)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(f)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 一般的な要件

G1

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 66-2/3%を超えているが当該温度の 90%の降伏点を超えるとはない。これらの応力を使うと永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Table Y-1 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y-2 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G2

補強リングの材料は棒材料の外圧チャートを使うこと。

G3

特別な仕様要求を必要とせず、100°F の温度の応力強さを –325°F の温度まで使うことができる。

G4

特別な仕様要求を必要とせず、100°F の温度の応力強さを –452°F の温度まで使うことができる。

G5

外圧に対する最大温度は 350°F を超えないこと。

G6

これら合金は応力腐食割れでの短期的な不測の危険がある。応力腐食割れに関する危険がない通常の広く知られた腐食環境であっても、適用前に材料提供者と協議すること。

G7

この材料には、最大許容応力に継手効率 0.85 が適用されている。

G8

応力緩和焼き戻し (T451, T4510, T4511, T651, T6510, T6511) では、基本焼き戻しの材料の応力値を使うこと。

G9

銅-シリコン合金鋼はある温度下である種の媒体に暴露された場合に適しないことがある。特に、212°F を超える温度の蒸気には適していない。選択した合金鋼が運転に適しているかに注意すること。

G10

1000°F を超える温度ではこれらの応力値は炭素含有量が 0.04%を超える場合にのみ適用する。

G11

この合金鋼は 1000°F から 1400°F の温度範囲で暴露した後で常温での衝撃値が著しく低下する。

G12

固溶化熱処理された N06022 合金鋼は 1000°F から 1250°F の温度範囲で暴露した後で、常温での衝撃値が著しく低下する。

G13

1500°F を超えると、クリープ損傷、熱ラチェットと環境の影響が著しく重大な損傷モードをもたらすので、設計で考慮しなければならない。

注記 - 熱処理の要件

H1

1000°F を超える温度では、これらの応力値は材料が材料仕様で規定された最低温度 1900°F で過熱され固溶化熱処理された炭素含有量 0.04%以上の場合に使うことができる。

H2

1000°F を超える温度で、最低温度 1900°F で加熱熱処理され、水冷あるいは空冷で焼き入れされる場合にこの応力強さが適用される。

注記 - 時間依存の要件

T1

250°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T2

300°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T3

350°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T4

400°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T5

500°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T6

700°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T7

750°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T8

800°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T9

850°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T10

900°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T11

950°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T12

1000°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T13

1050°F 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

ASME Section VIII, Division 2, Class 2 Table 5B Notes (非フェライト系材料) - メトリック単位

一般的な注記

(a)

次の省略記号を使用している: ann., annealed (焼きなまし); extr., extruded (押し出し); fin., finished (仕上げ); rel., relieved (除去); Smls., Seamless (継ぎ目なし); Wld., Welded (溶接)

(b)

時間依存の特性から得られた応力値は書体を変えている (Notes T1 から T14 を参照)。

(c)

この表に掲載されている仕様、グレード、クラス、タイプと Section II, Part A あるいは Part B の材料仕様は SB-407/SB-407M) のように2つの単位系での仕様になっている。この表の値は材料仕様の従来単位系 U.S. と SI 単位系の仕様に適用できる。例えば、SB-407M Grade N08800 が建設で使われる場合に SB-407M Grade N08800 示されている値を使う。

(d)

この表の値は各温度の中間における許容引っ張り応力の値は、直線補間によって計算する。中間温度での値は補間する両側の高い温度の値と同じ小数点以下の桁数に合わせて丸める。丸めについての規則は次の通りとする。最終桁の次の数字が 5未満であれば数字を変更しない。最終桁の次の数字が 5 以上であれば数字を 1 だけ大きくする。

(e)

鋼材の特性は処理過程、熱処理、溶解工程と残留部材の程度に影響を受ける。詳細は、Nonmandatory Appendix A を参照。

(f)

Size/Thickness 列にサイズ制限が表示される場合は、部品の形状によって適切な寸法に対して制限が適用される: すなわちチューブ、パイプ、配管フィッティング、中空鍛造品の肉厚; 板、フラットバー鍛造品、多角形バーの厚さ; バーやボルトの径; 鋳造品や鍛造品のその他のパーツのもっとも厚い断面。

注記 - 一般的な要件

G1

これらの材料の比較的低い降伏点によって、わずかな変形を受容でき、短時間の引っ張り特性によってこれらの合金鋼の使用が認められる場合に当該温度でのより高い応力が規定されている。この応力値の範囲は 66-2/3%を超えているが当該温度の 90%の降伏点を超えるとはない。これらの応力を使うと永久ひずみにより寸法変化をもたらすことがある。わずかな歪みが漏洩あるいは不具合をもたらすようなガスケット付きフランジ継手、あるいはその他の適用に、これらの応力を使うことは推奨されない。Table Y-1 に示されている降伏点に適用している係数を Table Y-2 で示しており、これらはより低い永久ひずみの許容応力となっている。

G2

補強リングの材料は棒材料の外圧チャートを使うこと。

G3

特別な仕様要求を必要とせず、40°C の温度の応力強さを –200°C の温度まで使うことができる。

G4

特別な仕様要求を必要とせず、40°C の温度の応力強さを –270°C の温度まで使うことができる。

G5

外圧に対する最大温度は 175°C を超えないこと。

G6

これら合金は応力腐食割れでの短期的な不測の危険がある。応力腐食割れに関する危険がない通常の広く知られた腐食環境であっても、適用前に材料提供者と協議すること。

G7

この材料には、最大許容応力に継手効率 0.85 が適用されている。

G8

応力緩和焼き戻し (T451, T4510, T4511, T651, T6510, T6511) では、基本焼き戻しの材料の応力値を使うこと。

G9

銅-シリコン合金鋼はある温度下である種の媒体に暴露された場合に適しないことがある。特に、100°C を超える温度の蒸気には適していない。選択した合金鋼が運転に適しているかに注意すること。

G10

550°C を超える温度ではこれらの応力値は炭素含有量が 0.04%を超える場合にのみ適用する。

G11

この合金鋼は 550°C から 750°C の温度範囲で暴露した後で常温での衝撃値が著しく低下する。

G12

固溶化熱処理された N06022 合金鋼は 550°C から 675°C の温度範囲で暴露した後で、常温での衝撃値が著しく低下する。

G13

825°C を超えると、クリープ損傷、熱ラチェットと環境の影響が著しく重大な損傷モードをもたらすので、設計で考慮しなければならない。

注記 – 熱処理の要件

H1

550°C を超える温度では、これらの応力値は材料が材料仕様で規定された最低温度 1040°C で過熱され固溶化熱処理された炭素含有量 0.04%以上の場合に使うことができる。

H2

550°C を超える温度で、最低温度 1040°C で加熱熱処理され、水冷あるいは空冷で焼き入れされる場合にこの応力強さが適用される。

注記 - 時間依存特性

T1

125°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T2

150°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T3

175°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T4

200°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T5

275°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T6

325°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T7

375°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T8

400°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T9

425°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T10

450°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T11

500°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T12

525°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T13

550°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

T14

575°C 以上の温度の許容応力は時間依存特性から得られている。

注記 - 溶接の要件

W1

シール溶接を除いて溶接は認められない。

W2

溶接構造では O 焼き戻し材のみが使われる。

W3

溶接あるいは熱切断した場合に、この材料の応力値は適用できない。

W4

5356、5556 のフィラー材ですべての厚さ、あるいは 404、5554 のフィラー材で厚さ 10 mm 以下の溶接では NFA-12 を使うこと。4043、5554 のフィラー材で厚さ 10 mm を超える溶接では NFA-13 を使うこと。