エラーチェックで作成されたデータでの MDMT 解析 (Analyze MDMT with Data Generated by the Error Checker) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
Search by Category
ヘルプ
CAESAR II Version
13

CAESAR II は B31.3 または B31.3 Ch. IX が適用される配管に対して、エラーチェック (Error Check) を行うと自動的に MDMT をチェックします。定義されたすべての温度荷重 (T1-T9) に対して、配管系の 雰囲気温度 と要素の 管厚さ の組み合わせが材料の最低温度に関してチェックされます。

  • 運転温度が MDMT 以上であれば、判定は OK になります。

  • いずれかの運転温度が MDMT 未満の場合、衝撃試験が要求され、判定は Impact になります。

  • 材料に MDMT が設定されていない場合、あるいは線図がない材料の場合、MDMT に関するレポートで NA と表示され、判定は Unknown になります。

  • 要素の管厚さが Fig. 323.2.2A の設定範囲外にあれば、レポートでは NA と表示され、判定は Unknown になります。

結果は、エラーと警告 (Errors and Warnings) ダイアログの MDMT レポート (Report) タブ に表示されます。

要素の判定が Impact または Unknown の場合、警告が表示されます。材料と運転温度条件についてチェックが必要です。

警告例

レポート例

エラーチェックが終了すると、静的解析 (Static Analysis) を実行します。

静的解析出力プロセッサ (Static Output Processor) で MDMT データが その他データ (Miscellaneous Data) レポートか、 解析条件と設計データ (General Computed Results) レポートに表示されます。