メインウィンドウのインターフェイス (Interfaces) タブ: CAD > CADPIPE
CADPIPE から CAESAR II へ一方向での幾何形状変換を行います。 形状データは、配管長さ、外径、肉厚、接続情報、節点番号から成ります。すべての節点に関する属性、すなわち拘束条件、荷重、変形などは、CAESAR II 入力ファイルでユーザーが追加してください。
CADPIPE の外部インターフェイスは、1つのセッションで複数のモデルを処理することができます。データ変換中、最初に CADPIPE 接続情報ニュートラルファイル (.UDE ) 名の入力要求があります。ファイル名を入力すると、データ変換処理が開始されます。ファイル変換が完了すると、次のニュートラルファイル名の入力要求があります。この手順はユーザーがデータ変換処理をキャンセルするまで続きます。
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インターフェイスプログラムで読み込まれるニュートラルファイルは CADPIPE で作成してください。詳細は、CADPIPE のドキュメントを参照してください。
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CADPIPE のニュートラルファイルは、外部インターフェイスで利用できるように CAESAR II フォルダに置いてください。
インターフェイスで CADPIPE ニュートラルファイルを読み取り、CAESAR II 入力ファイルとデータ変換処理のログファイルを出力します。CAESAR II 入力ファイルとログファイルの両方をチェックして、インターフェイスでの整合性を確認してください。
CADPIPE ニュートラルファイルから抽出されるデータの内容と構成を次に示します。データは、2つの配列で構成されています。最初の配列はそれぞれの配管要素の形状データで、2番目はそれに付属する荷重と仕様になります。
最初の配列では、システムの配管単品ごとのデータです。「Pipe」は、2つの節点間の配管または剛体要素を示しています。それぞれのデータに12個の値があり、すべての値が指定されていなければなりません。
Field 1- ELMT |
これは、配管要素の番号で、2番目の配列に対応しています。モデルでの配管または要素番号になります。この値は、1からの連番になります。 |
Field 2 - N1 |
これは、From節点番号で、要素の開始節点になります。この値は、ゼロより大きく、32000 より小さな値でなければなりません。 |
Field 3 - N2 |
これは、To節点番号で、要素の終端節点になります。この値は、ゼロより大きく、32000 より小さな値でなければなりません。 |
Field 4 - DX |
これは、要素の X方向の相対寸法です。N1 と N2 間の X方向の距離です。 |
Field 5 - DY |
これは、要素の Y方向の相対寸法です。N1 と N2 間の Y方向の距離です。CAESAR II では、Y が鉛直方向です。 |
Field 6 - DZ |
これは、要素の Z方向の相対寸法です。N1 と N2 間の Z方向の距離です。 |
Field 7 - DIAM |
これは、配管外径です。 |
Field 8 - THK |
これは、配管肉厚です。 |
Field 9 - ANCH |
拘束 (サポート) の位置を示します。N1 に拘束がある場合、ANCH は 1 になります。N2 に拘束がある場合、ANCH は 2 になります。拘束の種類は 2番目の配列に入ります。 |
Field 10 - BND |
要素端 N2 にベンドがあるかどうかを示します。BND が 1 であれば、N2 にベンドがあります。BND が 0 であれば直管になります。 |
Field 11 - BRAD |
ベンド半径がロングラディアスでない場合のベンド半径を示します。この値は、用いられるベンド半径になります。 |
Field 12 - RIGD |
現在の要素が剛体であるかどうかを示します。 |
2番目の配列のデータは、付属的なデータがある場合のみ必要になります。すなわち、配管要素 #1 には最初の配列のデータだけは常に必要であることになります。付属的な入力は、CAESAR II によって複製されたデータを変更する場合のデータになります。
Field 1 - ELMT |
これは、配管要素の番号で、1番目の配列に対応しています。モデルでの配管または要素番号になります。この値は、1からの連番になります。 |
Field 2 - TEMP1 |
荷重ケース 1 の運転温度です。この値は CADPIPE データで定義された最高温度です。 |
Field 3 - PRESS1 |
荷重ケース 1 の運転圧力です。この値は CADPIPE データで定義された最高圧力です。 |
Field 4 - RGDWGT |
剛体要素の重量です。このデータは、最初の配列で RIGID を設定したときにのみ必要です。 |
Field 5 - TEEFLG |
分岐管 (TEE) の種類を示します。次の値が有効です:
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Field 6 - RESTYP |
拘束 (サポート) 条件の種類を示します。次の値が有効です:
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Field 7 - RINFO1 |
拘束のばね定数です。 |
Field 8 - RINFO2 |
拘束のギャップ量です。 |
Field 9 - RINFO3 |
拘束の摩擦係数です。 |
Field 10 - MATID |
CAESAR II の材料 ID です。 線膨張係数が変更される場合は、上記 Temperature (温度) フィールド (Field 2) に値が必要です。 |
Field 11 - EMOD |
縦弾性係数です。 |
Field 12 - POIS |
ポアソン比です。 |
Field 13 - GAMMA |
材料の密度です。 |
Field 14 - INSTHK |
断熱材の厚さです |
Field 15 - INSWGT |
断熱材の密度です。 |
Field 16 - FLDWGT |
配管内部流体の密度です |
Field 17 - TEENOD |
要素が分岐管の場合の要素節点番号です。 |
Field 18 |
将来の開発用のフィールドです。 |
Field 19 |
将来の開発用のフィールドです。 |
Field 20 |
将来の開発用のフィールドです。 |