温度に対する部分的係数 (Partial Factors for Temperature 1, 2, ... 9) - CAESAR II - ヘルプ

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CAESAR II
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13

温度に対する部分係数を指定します。各運転時温度は A1 係数を必要とするため、モデルに 9つすべての運転温度を指定している場合、係数を 9つまで指定する必要があります。これらの値を指定しない場合、ソフトウェアはデフォルト値の 1.0 を使用します。最大値は 1.0 です。

ISO14692-3:2002(E) section 7.4.2 の 設計温度 (Design Temperature) では、次の記述があります。

機械的特性を低減する温度の影響はISO 14692-2:2002 Annex D に準拠して部分係数 A1 によって考慮されます。

配管系の最大運転温度 GRP 部品の部分係数 A1 で使われた温度を超えることはできません。運転温度が 65°C 以下であれば、一般に部分係数 A1 は 1.0 です。

材料の特性および配管系の性能に対して、低温の影響を考慮する必要があります。0°C 以下の運転であれば、樹脂構造に応じた追加試験が必要になるかもしれませんので検討しなければなりません。品質とともに追加の機械的試験についても検討が必要になります。

ガラス繊維強化プラスチック GRP 材料は ISO 14692 で規定される温度域では延性/脆性遷移にはありません。したがって、このような低温域で機械的特性が著しく損なわれることはありません。–35°C 以下では内部の残留応力が大きくなり配管系の安全な運転を損なうかもしれません。